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好意的感心

12月になり、いよいよ今週はキャリアコンサルティング技能検定の学科・論述試験ですね。国家資格キャリアコンサルタントを目指す人は28回の申請がそろそろ始まります。
さて今回は日常の対話でも役に立ちますし、キャリアコンサルティングでは基本中の基本、好意的感心をテーマに書いてみます。

好意的感心を持つって
ググってみると色々出てきますが、私は「相手ことを知りたい分かりたい」という意識だと考えてます。キャリアコンサルタントにとって大事なことなのですが、業務や試験となるとそれとは別の何かに囚われ、好意的関心は頭の片隅に追いやられることがあります。かくいう私も業務では数字は気になりますし、若者にはついつい一般論で教示的になってしまいますし、同世代だと「あ~わかる~」と自分の枠にはめてしまいますし、試験では少しでもよく見せたいと思ってしまいます。簡単なようで胆力は要ります。

リラックスした対話から
サムネイルの写真は「人生すごろく金の糸」で、やったことがある方もおられると思います。すごろくで幼少期から小中高と進みながら、止まったマスのテーマで各自エピソードを話し、その際周囲の人は「どうして?」「具体的には?」など問いかけます。
このすごろくには大事なルールがあって、同じテーブルに着く人は「好意的関心をもって話を聴くこと」を共有してスタートします。これが凄く効果的で、一緒にすごろくをする人の人生に思いを馳せることが出来ますし、もっと知りたいと自然と問いかけたくなります。そして自分が話すときはもっと話したくなります。

キャリアコンサルティングの最初の入りは、試験でも実務でも、このすごろくくらいリラックスした対話から始めるのが良いと思います。意識するのは「好意的関心」、そうすると相談者は「話したいことが話せた」となるはずです。

1級キャリアコンサル手イング技能士 河口忠夫

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