実るほど頭(こうべ)を垂たれる稲穂(いなほ)かな
昔は言いたいことを言い、難しかったお客様が、
お歳を重ね、最近ではどんな事にも「ありがとう」と、いつも仰ってくれるんです。
先日、そんなお話をお伺いさせていただきました。
なんだか素敵だなぁ。と思ったのと同時に
その時にふと、頭の中に浮かんだ言葉が
“実るほと頭を垂れる稲穂かな”
という言葉でした。
本来は知識や徳を積むほど謙虚になる様子を表したものですが、
歳を重ね、今までできていた事がひとりでは難しくなったり、出来なくなったりした時に、
去勢を張らず、素直に助けを借り、その助けや差し伸べられた心に感謝する。
そんな気持ちや行動もまた当てはまるのでなないかな。と個人的に思いました。
仏教では私たち人間には七慢という七つの傲慢さがあると教えられています。
自分よりできない人を見下す心。
自分と同等の人を見下す心。
自分より優れている人を見下す心。
自分に執着して自惚れ奢る心。
悟ってもいないのに悟ったと思う心。
とても優れている人と自分を比べて、自分は少ししか劣っていないと思う心。
徳がないのにあるようにみせる心。
これは人間である限り、全ての慢が全ての人にあると言われています。
それでも日々人に感謝し、環境や周りに感謝し、
「ありがとう」と伝えるその行動や気持ちに、
私はその方の素敵な生き様を感じられ、少しほっこりさせられたことでした。
自分の至らない部分を認め、受け入れることは実はとても難しいこと。
でも、それも歳を重ねてきたからこそ出来ることでもありますよね。
私もそのように歳を重ねていけるよう、意識して日々過ごしていきたいと改めて思ったことでした。
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