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バルトリン腺膿瘍激痛脱却日記❶

現在リアルタイムで苦しんでいる、
バルトリン腺膿瘍のことについて
書きたいと思います。


バルトリン腺とは、
女性の外陰部にある濡れる液体を
出してくれる場所のことで、
左右に一個ずつあり、
目では見えない小さな穴が空いており、
そこから濡れる液が出てきます。


正常であれば腫れることはありませんが、
左側の穴が10年前くらいに閉じてしまい、
常時直径3センチほど腫れている状態で生きてきました。

ただ腫れているだけなら問題ないのですが、
性行為等で菌がバルトリン腺の中に
侵入してしまうと、菌が大繁殖してしまい、
抜け穴が無いために膿がどんどん溜まり
肥大して、座ったり歩けなくなるほどの激痛を伴います。

2、3年前に2回炎症を起こした時は、
ぶっとい注射針で中の膿を吸い取り、
3日くらい抗生物質を飲んで治りました。


麻酔無しで陰部に太めの針を刺されるのは、
精神的にも肉体的にも大変苦痛で、もう2度と
繰り返したく無いと思っていました。


が、つい先週、
久しぶりの性行為後に異変が。。



翌朝、
トイレに行くと茶色いおりものが大量に
ティッシュに付き、
陰部全体が赤く痛痒くなっていました。


まずいなーと思いながらも、
ほっとけば2、3日で良くなるだろうと
現実逃避をしていました。
3日後には痛みで寝れなくなるほど
バルトリン腺が大きく膨れ上がっていました。

何がなんでも病院に行きたくないので、
自分でできることを精一杯試しました。
ネットで炎症の抑え方とか
自壊のさせ方を見て試しましたが、
無謀でした。

どんな体制を取っていても痛くて、
体が休まることなく、
夜中痛みで震え、冷や汗をかきながら
朝になるのを待ちました。


髪はぐちゃぐちゃ、スッピン、歯も磨けず、
身だしなみを整える余裕などなく、
ほぼ起きたまま病院へ。


小さな一歩を必死で踏み出し、
なるべく人に接触して刺激を与えないようにしながらトボトボ歩きました。



隣駅から徒歩7分くらいの距離が、
30分くらいかかり産婦人科に到着。

既にたくさんの方が診察に来ており、
呼ばれるのが遅くなることを悟りました。


待合室のエアコンが冷たく感じ、
体が震え吐き気まで催しました。


耐えきれず「エアコンが寒いので、他に待てる場所はありませんか」と訴えました。


2階は病床で人がいなかったので、
使わせていただきました。
痛みで過呼吸になっていたので、
マスクをずらしていたら「マスクはちゃんとしてください」と怒られました。
わかるけど、こっちの痛みもわかってくれ笑

どんな体制も辛かったので、
とりあえず仰向けになって
足を三角にして休んだ。
病院についた安堵で少し寝てしまっていた。



受付から2時間半後にやっと呼ばれた。



ゆっくりゆっくり階段を降りて、
診察室に、、、、


陰部を見せるや否や
麻酔無しで太い針の注射器で
膿を吸い取られました。


この時はまだ我慢できるほどの刺す痛みで、「いたたたたたたたたいたいたいた、スー」
くらいの叫び声で済みました。


20ccくらい取れて、
注射器の中身はドス黒い濁った黄色でした。
その後すぐに痛みは引き、
普通に歩けるようにも
座れるようにもなりました。


私「久しぶりの性行為が原因ですか?」

先生「違うと思うよ。原因はわからない。そう言う時期だったんじゃないかな」

私「2、3年前も性行為の後になったんですけど…」

先生「違うよ」

私「はぁ、そうですか?…わかりましたありがとうございました」

先生「また繰り返すようだったら来てください。お大事に」



帰りに抗生物質をもらい、
これで良くなると安心して帰りました。

はっきりとしたことは言われなかったけど、
とにかく治ればいい。


と、


悪党は簡単には死ななかった。

❷へ続く

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