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褒め方を知らない母

ご覧くださりありがとうございます。
今日は私の人格形成に大きく関わったであろう母からの言葉について書こうと思います。

あまり母との思い出のない幼少期でしたが、子供ながらにがっかりした出来事があります。
前述のように本を読むことが好きだった私は勉強も嫌いではありませんでした。
小学校時代のテストも満点💯をとるのがあたりまえでした。
祖父母はいつも褒めてくれていました。
(記憶に残ってはいませんが、両親も褒めてくれたこともあったのかもしれません。)
ある時、難易度が高く、クラスの平均点も低く、100点を誰も取ることができなかったテストがありました。それでも私は90点台、自分ではそこそこ頑張ったと思っていました。
祖母に話すと、『ほぉ〜、難しかったのに頑張ったなぁ。のんはすごいなぁ〜』と褒めてくれました。
でしょ、でしょ!私頑張ったでしょ!と嬉しくなって、仕事から帰ってきた母にも報告しました。『ふ〜ん、100点じゃないの。こんな簡単な問題、お母さんだったら間違えないけど』そう言われて小学校低学年だった私はとても悲しく思いました。
今思えば、母は何かと私(小学生の)にマウントをとっていました。
100点をとっても、『こんな簡単な問題、お母さんも100点取れる』
体育な苦手と通信簿に書かれていたら『お母さん体育は得意だったわ。誰に似たのかしら』

しかし、他人の子供の事はよく褒めていました。

○○ちゃんって目がくりくりでお人形みたいに可愛いかった〜🥰
のんは鼻ぺちゃだから寝る時洗濯バサミでつまんであげようか?


母からすれば、おそらく何の気無しに発した言葉なのでしょう。今聞いても、『そんなこと言ったかしら?』で終わらせられると思います。
意図せず、記憶にも残っていないでしょう。
(残っていたら、もっと怖いけれど…)

幼い頃の私
あなたも十分可愛かったよ。
髪型も服装ももっと可愛くしてあげられなくてごめんね。
勉強もいつも頑張っていたね。すごいね!褒めて欲しかったよね。
考えるという事を身につけて将来役に立ってるよ!頑張ってくれてありがとう。


お母さん
お母さんも誰かに認められたくて、私と競ったり、下に見てたのかな。
そんな事当時の私にはわからなかったから、悲しかったよ。
普通に褒めて欲しかったな。
私はずっとお母さんに認めて欲しかったよ。

今お母さんは娘たちが巣立って寂しいと嘆くけれども、私は一緒に住んでいても寂しかったし悲しかったよ…

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