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🔶私の好きな奈良:喜光寺「試みの大仏殿」 民の救済を続け、天皇をも動かした行基
写真は喜光寺の本堂です。
もとは奈良時代の創建で、この建物は鎌倉時代に再建されたものですが、何か別の建物に似ている様に感じませんか?
実はこれは「試みの大仏殿」と呼ばれています。のちに東大寺大仏殿の建立を依頼されることになる行基が、元正天皇の勅願を受け任された菅原寺に、雛形としてこの本堂を建てたと伝承されています。
喜光寺 もとは菅原寺
奈良市菅原町にある喜光寺、もとは菅原寺という名前でした。天満宮で有名な菅原道真のルーツがある土地です。
行基の信者が寄進した住居が菅原寺になったと言われ、748年に聖武天皇の参詣に際し本尊から不思議な光が放たれたため、天皇が喜んで「喜光寺」の名前を与えたと伝わります。
本尊は座高2.33mと大きな阿弥陀如来坐像(平安時代作、国重文)です。
喜光寺は蓮の寺とも言われており、本堂のまわりや参道にさまざまな蓮の花が並べられています。
西大寺の再興で知られる叡尊が、相模国の江の島弁財天を勧請したと言われる弁天堂があり、堂を取り囲む弁天池では、蓮の季節に綺麗な花を見ることができます。
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若いころの行基
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奈良のいろいろなところを訪れた記録です。あまり馴染みのない人が読んでも魅力が伝わる様、わかりやすく紹介できればと思います。
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