★幸せに導く一分法話★1609話 【日常会話は打ち合せ!】
★幸せに導く一分法話★1609話
【日常会話は打ち合せ!】
当家では、妻と二人でお寺の事や会社の仕事の事をしていますので、よく話をしますし打ち合わせを毎日のようにします。
非常に重要で信頼のおけるパートナーになってきますが、意思の疎通というのは常にしておかないと、少しずつづれが生じるんです。
そのため「分かってくれているだろう」という安易な希望的観測は危険になってきますので、簡単なものですが打ち合わせで確認をとっておかないといけないのです。
この打合せというのは、もともとの由来が雅楽の世界だそうです。
雅楽では笙(しょう)などの管楽器、琵琶(びわ)などの弦楽器、太鼓などの打楽器が使われます。
それらのリズムを合わせるために、笏拍子(しゃくびょうし)などの打楽器を打って拍子を取ることを「打ち合わせ」と言うそうです。
この雅楽の「打ち合わせ」は、「物事がうまく合うようにする」といった意味です。
ここから「上手く物事が運ぶように、事前に相談する事」を打ち合せと言うようになったようです。
音楽の世界では、自己主張ばかりでは成立しません。
他の楽器とのハーモニーが出来てこそ、良い音楽になります。
人間関係、特に家族関係でも、協調・共鳴が必要になってきます。
お互いに相手の気持ちを慮って、かと言って自分も主張しつつ、良いハーモニーを醸し出さないといけませんよね。
そのため仕事以外のことでもよく話をして、お互いの考えていることや今日どこにいく、何をする、どうなっているということを分かっておくことが必要になるのです。
皆さんも、家族や仕事仲間とのたわいのない普段の会話が、お互いを協調し分かりあえる「打ち合せ」になっているののですから、どんどん会話をしてください。合掌