★一分法話★1638話 【自然に生きるとは、今を一所懸命に生きること】
★一分法話★1638話
【自然に生きるとは、今を一所懸命に生きること】
昨日の話で蟻の巣の話をしました。
自然には自然の掟というか法則というものがあるんです。
しかも誰に教えられたわけではないのに、必ず伝承されていくんですね。
このように私は、自然界はすごいなあと思うことがよくあります。
自然界は、もの凄く合理的で無駄がなく、その為に時として、非常に冷酷・残酷なものです。
自然界の法則・流れに沿っていると恩恵も受けられますが、それに逆らうと容赦なく命を落とします。
たとえば、人間は子供がかわいいと思うとどこまでも世話をしてしまいます。
大きくなって物事の判断も出来るようになっているにもかかわらず、親が手を出してしまいます。
でも、自然界は絶対にそんなことをしません。
ある時期までは餌をあげますが、その後はきっちり子離れをして大人対大人の別固体として接しています。
なぜなら、それが生きていくために必要だからです。
また、自然界は今日を生きるために必死に生活していますので、からだのことを心配する動物はいません。
しんどければ、じっと動かずに寝ています。
そこに危険が迫っていても、動きません。
それが、生きるのに必要だからです。
人間は、明日以降のことを心配しすぎて、悩んで精神も身体も破壊してしまいます。
明日以降も今日と同じように生きれると思っているからでしょうね。
生きるための危機感が違うんですよ。
私達も感情を入れずに自然の法則に目を向けて生活をすれば、もっと心豊かに生きられるのかも知れません。
動物や植物を見ていますと、今を一所懸命に生きることが自然界の法則のように思います。
私たちも今この時、この場所、この瞬間を一所懸命に生きていきましょう。 合掌