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色の話


-絵を描く時間がないので、
ここ最近は4時に起きて画用紙に向かうようになりました-


大人になってから絵本を描き始めて、
自分の技術や経験の無さ故に色んな壁に向き合ってきました。


・お話しが考えられない
・オチがすっきりと面白くまとまらない
・15ページに収まらない
・主人公がつまらない
・文が稚拙

・美しい線が描けない
・表情がうまくいかない
・背景が描けない
・絵全体のまとまりがない…


1つ作品を作るごとに色んな壁ぶつかって、
その都度うまく回り道をしたり、ただただ真正面から向き合ってみたり、乗り越えてみたり、やっぱり乗り越えられていなかったり 笑


そして、今は色の壁にぶつかっています。

混色の把握のために、サクラクレパスで色見本を作ってみましたが
情報量が多すぎて逆にわからなくなってしまいました。


今まではデジタルで絵本を描いていて、
去年からクレヨン画の練習を始め、
今年やっとアナログで絵本を描き始めています。

デジタルではやり直しが効きますから、何度でも色を塗っては消して、比べてみて、1番良い色を選択できました。
アナログだと、一度きりの勝負なので間違えたら一大事です。


間違えたら、何度でも下書きからやり直されている作家さんも多いそうです。
でも、働きながら、子育てしながら遅筆で絵を描く私にその時間はかなり辛い…。

色の勉強のために、様々な本を買って勉強もしていますが なんだろう。やっぱり頭で考えるのではなくて、直感で感じられるようになれたら1番いいなと思ってしまう自分もいます。

購入した色見本の本




今好きな作家さんは、
やっぱりnakabanさん。

さりげない文も、絵も、お話しもどれもこれもが素敵で読むたびに幸せを感じます。

なんといっても色遣いがいいです。すごく。

優しくて、落ち着きます。

nakabanさんの絵本




最近、私の絵本3冊をみていただいた編集者の方に尋ねられたこと。
「この絵本は、それぞれ何歳の人に向けて描きましたか?」

今までは漠然と、大人も子どもも読んで楽しめたらそれがいいなと思っていましたが。

そうか。ハンドメイド市場でもペルソナがとても重要だと聞きました。
絵本も届ける相手のことを考えて、1つひとつの作品を作っていかれたらと思います。

色も、もっとわかるようになってきたら、子どもの年齢に合わせて使いこなせたらいいなぁ。いつか。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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