テレビ局からの転職 仕事への嫌悪

転職を決断に至った理由は大きく3つ。以前の記事でも記載したが下記の通りです。

1つ目が業界の将来性

2つ目が広告代理店営業への嫌悪感

3つ目が転職市場での価値の低さ

この記事では、代理店営業への嫌悪感について書いていきます。
テレビ局での12年間はなんだかんだ充実していたと思います。
報道では、事件事故や災害への昼夜平日土日問わない対応は大変だったけど、自分の興味ある事柄の取材や30分〜1時間の特番も何回か制作させてもらいましたし、イベント運営の部門でも、地元の人が大勢集まるイベントの運営はやりがいがあったし、地元営業では、地元の中小企業の広報担当者や、時には社長、役員とも仲良くさせてもらって貴重な経験をさせてもらいました。

ただ、東京支社での営業活動。
これだけは個人的にムリでした。
広告代理店営業への嫌悪って書くと、広告代理店の方が悪いみたいですね。申し訳ないです。広告代理店の方々は悪くありません。

東京支社の営業はローカルテレビ局にとってかなり重要なポジションです。テレビCMに多くの予算を割くビッグスポンサーを多く担当しているからです。

と言っても、スポンサーとのあいだに広告代理店が入るので実際やり取りするのは多くの場合、広告代理店の人間です。
基本的にスポンサーがどこのテレビ局にどのくらい予算を使うかは広告代理店の担当が決めています。
※もちろんスポンサー主導で決めている場合も多いです。
ローカルテレビ局の東京営業達は、この担当と仲良くなるために毎晩毎晩接待を行うのです。

焼肉が食べたいと言われれば焼肉を食わせ、ゴルフがしたいと言われればゴルフに連れて行き、合コンがしたいと言われれば女の子まで集めます。

昼間は大して用もないのに代理店に顔を出し、夜は接待。終電超えて飲むのは普通で、当たり前に健康には悪。妻受けはすこぶる悪い。
良いのは、東京に住む経験ができたことと、家賃補助が手厚くてかなり都心に住むことができたことですね。笑  まあ、飲み会からタクシーで帰るための都心住みですが、、、

5年以上、10年以上、東京で営業している方がローカルテレビ局にはたくさんおられますが、ほんとに尊敬します。
自分には無理でした。楽しくないし、ストレスがたまる。この仕事内容に30代を費やすの?飲み会のセッティングと盛り上げ以外に身につくことが少なすぎる、、、

ローカルテレビ局には変革が必要だと前の記事で書きましたが、こればかりはこの業界の文化です。中から変えるのはまあ無理だと思いました。


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