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保健師ってお堅い仕事⁇〜包括はそんな事ない〜


みなさん、地域包括支援センターの保健師って
どんなイメージでしょうか。真面目⁇お堅い⁇無愛想⁇

私の経験上、病棟か包括か健診の話になりますが今回は包括です。

私は現在、190万都市の一部地域の中の
地域包括支援センターに所属する保健師です。

保健師としての仕事は
大雑把に分かりやすく言うと
①医療的視点や地区分析の視点を持って
高齢者の方々が今住んでいる地域で自分の力を発揮して長く住み続けられるよう地域づくりに取り組むこと
②医療的視点を発揮して高齢者やそれに関連するような相談の対応に当たること。またはそこから分析すること。
各包括で事業計画を立てているので何とも言えませんが私の組織は大体こうです。

包括において看護職は唯一の医療職です。
なんかたいそうな事を担っているように感じるかもしれません。

ではやっていることをもう少し噛み砕いて伝えます。
①地域の集まりに出席する。健康についての話をする。地域の人と話をして情報収集をする。地域の方々と行政の文句を言いつつもお互い大変だよねと励まし合う。
②相談の中のたくさんの情報を一般の方々に分かりやすく整理して伝える。外来や病棟の勤務経験があればそれを踏まえて助言する、病院って制限ばかりでイヤになっちゃうよねと共感する。


もちろんお堅い話や場もありますが、
私が相対すらのは圧倒的人生の先輩方です。
ハッキリ言って割と優しいです。

優しいを発揮してもらうには信頼関係の構築と私たちも親しみやすい態度で接する必要があります。
ガチガチに肩に力が入ってしまっては相手も緊張感を持ってしまいます。

親しみやすい雰囲気で気軽に話しかけられるような存在になる、
そうなると「最近体調悪くて…」「健診でこの数字高かったんだけどなんでかな⁇」「なんか最近あの人困ってるみたいでさ…」

なんて相談を地域の集まりで豚汁をいただきながら受けることだって増えて来ます。

機械のように正確に的確に制度や病気の話が出来ることも良いでしょう。
ただそれだけで相手から満足を得られる事は稀です。
なぜなら情報+相手に寄り添った情が相手の満足度を高まるからです。
大した情報を伝えられなくても、時には間違っていたとしても相手に寄り添い情を持って対応した方が、それだけで満足というケースもあります。

どんな支援者にもそれぞれ立場がありますが
包括の保健師は行政の立場も専門職の立場も、住民の立場にも立てる
実際やっててそう思います。
行政や住民の立場を100%理解する事はできません。
でも看護職はアセスメントし
想像する事は出来ます。
包括の保健師はハブの役割です。
間に入るからにはどんな形にもなれるように

お堅くなってはいけません。

健康講話で堅くツラツラ話す保健師より
参加者の話にも反応しながら時に参加者も巻き込んで健康の話をしていく方が話が入っていくのではないでしょうか。

お堅くなってはいけません。

そして幸い私の職場は堅くならずにいられる雰囲気がよい場所です。
周りの環境も大切ですが、そもそも堅くいる必要がない、それが包括という場所かと思います。

みなさん、地域包括支援センターの保健師って
どんなイメージでしょうか。
少しでも良いイメージが出来たなら嬉しいですね。


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