第7回星空観察会のご案内
12月8日(日)に第7回の星空観察会を実施します。今回は雪の心配もあり、場所を江府学園ブナの森校舎の駐車場で行います。18:19頃には写真のような土星食も見られます。雨の場合も体育館でスライドショーを行います。
金星が西の空に低く-4等級(1等星の100倍の明るさ)でとても明るく輝いています。15cm大口径望遠鏡で見ると半月状に見えます。その白い美しい輝きは西洋ではビーナスと呼ばれているほどです。
土星は南東の空に落ち着いて輝いています。今年は輪の傾きが15年ぶりに小さくなっていて、望遠鏡で見ると美味しそうな串団子のように見えます。
木星も東の空に一際明るく木星が見えています。15cm大口径望遠鏡で見ると本体に何本か縞模様が見えるのと、ガリレオが発見した4つの衛星が時間とともに移動しているのがわかります。
秋の星空にはカシオペア座、ペガスス座、アンドロメダ座、ペルセウス座など古代エチオピア王家の神話に基づく星座が数多く配置されています。
神話ではカシオペア座は王妃です。W字形をしていて、北斗七星と同じく北極星の目安となる重要な星座です。娘のアンドロメダ姫を神に自慢したため災いを招きました。そこへ天馬ペガススに乗った勇者ペルセウスが現れ、アンドロメダ姫を助けたというロマンス神話です。
アンドロメダ座の見どころはM31です。M31は我々の住む天の川銀河に近い銀河で、目のいい人は肉眼でその細長い形がわかります。詩人の宮沢賢治は、M31を著作「銀河鉄道の夜」の中で「魚の口の形」と紹介しています。ペルセウス座は、夏の流星群が有名ですが、この季節は「二重星団hx」が見所です。望遠鏡で見ると視野いっぱいに小さな星が集まって煌めいていて、宝石箱をひっくり返したような美しさです。
以下に開催要項を載せています。参加費無料・申込不要です。数年に一度の天文現象を見にぜひ来てください。
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