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✨ログハウスの夢✨ No12

私の居た大谷原には2棟の民家が立っていました。
もともと大谷原にあった訳ではなく移設してきた建物でした。
奥の民家は私が来る前にすでに移設され、展示物の扱いの様に使われていた。
入口には大きな土間があり、昔は厩に使われていたところです。
そこから右手に板間があって手前にある一段の上がり框を上ると囲炉裏のある。
板間がありました。
ここがこの家の中心地で一角に立派な親柱が立っていました。
この柱が太くて立派だったのを覚えています。
さらにその親柱に、これもどこから運んだのという見事な大梁が掛かっていた。
それだけで無く,中梁、小梁、柱が組み合わさり屋根の斜めの梁を支えていた。
茅葺屋根で囲炉裏の煙に燻されてて何とも言えない艶を出している。
煙で燻されたカヤの表面には害虫も寄り付かない独特な匂いが漂っていたんです。

この建物は、大町の東にある何村だったか覚えてはいないのだけど当時で築100を有に超えたものだと言われましたよ。
今では150年超えの代物かな。
本来はもっと時間の経過があったのかも・・・
これを運んだのもどうやったのか聞いてみた。
その村の小学校までヘリコプターで運び出し、大型トレーラーで山越えして持ってきたそうです。
3日かかりの運搬だったそうです。
作業はまだ続きますよ。
ばらばらの部材を組んで家に組んでいく工程が続いていねくんです。
その当時はまだ茅葺の建物も多かったのですが移設するとなるともうめったに見られない光景です。
見事だったでしょうね❗
映像の記録があれは民俗学的な意味があったかもです。

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