恥ずかしがり屋が見つけた、プレゼンを楽しむ方法
人前でプレゼンや発表することが苦手で、どうしても恥ずかしいと感じてしまう。
できれば避けたいけれど、仕事の役割やポジションによっては避けられないことも多い。
これまで自分が経験してきた中で感じた「プレゼンが少しでも楽しむための必要な要素」を、同じようにプレゼンが苦手な方に向けて共有したい。
世の中にはプレゼンのスキルを向上させるための情報があふれている。もっと上達したい、聴衆を魅了したいと考えている方は、他の資料に目を通すことをおすすめする。
この記事では、プレゼンが「どうしても嫌だ」「苦手でたまらない」と感じている人が、プレゼンに取り組む前に、少しでも楽しめる状態に近づけるためのヒントを提供したい。
恥ずかしい気持ちを逆手に取る
人前でプレゼンするのが恥ずかしいと感じる人の多くは、謙虚で控えめな性格の持ち主が多い。発表することや自分の意見を主張することに対して抵抗感があるのは、相手の評価を気にするあまり、緊張しやすいからではないだろうか。
しかし、「恥ずかしい」と感じることは、実は「相手の気持ちを理解しようとする力」を持っている証拠でもあると気づいた。
私のような恥ずかしがり屋は、むしろ自分が感じたことや心の動きを分かち合いたいと考えるのではないだろうか。この「共感する力」をプレゼンに活かすことで、苦手意識を少しでも和らげることができると感じている。
共感するプレゼンの前に確認したい5つのこと
私がプレゼンをする際に、必ず確認する5つのポイントがある。
1. このプレゼンの目的は何か?
2. 対象者は誰か?
3. 聴衆が知りたい・聞きたいことは何か?
4. プレゼン後にどんな感情を持ってもらいたいか?
5. 聴衆にどんな行動を取ってほしいか?
これらを意識することで、プレゼンの内容がブレなくなり、不要な情報やスライドを整理できるようになった。以前は「何を言われるか怖い」「どう評価されるか怖い」と不安に駆られて、必要以上に情報を詰め込みすぎていたが、今では削るべき情報を自信を持って取捨選択できるようになった。
また、削った情報は質問に備えるための武器にもなり、恥ずかしいが自信持ってプレゼンに挑むことができるようになった気がする。
「できる人」より「いい人」であることが大切
「良いプレゼン」とはどんなものだろう?
かつての私は「かっこいいプレゼン」を目指していたが、それは非常にプレッシャーのかかることだった。上には上がいて、常に自分を比較し続けることに疲れていた。
しかし、学校で子供たちのプレゼンを見たときに、自分の考えが変わった。彼らのプレゼンは、決してプロフェッショナルなものではないが、自分の気持ちや考えを素直に表現していた。印象に残ったのは「かっこいいプレゼン」ではなく、その子供たちの純粋な思いだった。これを見て、私も「かっこよくできる人」を目指すのではなく、「いい人」であろうと決めた。
もちろん、プロフェッショナルなプレゼンを目指すことは重要だが、自分の限界を知り、無理に「できる人」を演じるのではなく、聴衆に「いい人」として記憶に残ることを目標にする方が自分には合っていると感じている。
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