『怖い絵 泣く女篇』/中野京子さん読了。
一作目に引き続き『怖い絵』シリーズ、
読了しました。
学生の時に、怖い絵展を大学の課題のために見に行っており、その時の出来事がとても思い出深いのです。
同時、かすかにアートに興味がある程度でしたので、良い学びになればなと、
そんな思いでもありました。
ですが、待ち時間がかなり長く、
待っている間に映画を1,2本見ていたぐらいでしたので、期待値がかなり上がっていました。
中に入ると、期待値をはるかに上回る世界が広がっていました。
どんな意味が込められているのか分からないのに、
その作品の前を一ミリも離れたくないと思ってしまうほど魅了され、
一体作者はどんな意図でこの作品を描き、どんな一生を過ごしたのか興味を持つきっかけになりました。
怖い絵の画集(高かった・・・(笑)を買うぐらいにはアートに興味を持ち、自分の好みのテイストの画家さんや作品を知りたくなり探すようになりました。今では大好きな画家さんができ、個展に通っているぐらいです!
さて、話がそれてしまいました。
その怖い絵展で一番印象に残っていた、
ドラローシュの
【レディ・ジェーン・グレイの処刑】が、
こちらの本『怖い絵 泣く女篇』に載っていました。どのような状況で、レディ・ジェーン・グレイの一生、作者についても詳細に詳しく記されており、知りたかった情報を知ることができうれしかったです。
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他に本作でおすすめ・印象に残った作品は
●ベラスケス 【ラス・メニーナス】
●エッシャー 【相対性】
●ルーベンス 【パリスの審判】
●ドレイパー 【オデュッセウスとセイレーン】
●ファン・エイク 【アルノルフィニ夫妻の肖像】
●ハント 【シャロットの乙女】
です。
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正直、タイトルの「泣く女」というのが関係ないと感じる作品は多かったです。しかし、内容がとても良く、印象深く残る作品も多く、その印象深さの強さの面でも素晴らしい美術本と感じました!!
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