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サメ🦈肉のシュウマイ、食べたことある?

こんにちは、こんばんは、Samです。

今日、香港のユニクロで面白いTシャツを見つけましたので、急にシュウマイを食べたくなりました。そして、このノートを書きました。

例のTシャツと僕。
そう、シュウマイが載っている。

では、香港グルメの一つを紹介します。それは「シュウマイ」です。

「日本にもシュウマイが普通にあるじゃんw」

確かに、皆さんのご存知通り、日本では「シュウマイ」という中華料理があります。でも、それは香港とのだいぶ違うのです。

まず、香港のシュウマイの皮は黄色です。起源説はいくつかありますが、一番王道の解説は「食欲をそそる」ためです。ちなみに、生地に卵黄を入れたわけではありません、着色料を入れたのです。卵黄だけを入れると、浅い黄色の皮しか作りません。

「でもさぁ、具材は同じく豚肉でしょ?サメの話はなんなんだ?」

そうですね、もちろん香港でも豚肉のシュウマイは人気ですが、やはりここでは「魚肉燒賣(ユ・ユク・スィウマイ)」がザ・シュウマイという感じですね。

そこで、香港の豚肉シュウマイの具材は豚肉だけではないです。日本では、一般的なシュウマイの具材はおそらく、玉ねぎを練り込んだ豚肉でしょう。

しかし、香港の豚肉シュウマイは、脂身の多い豚ひき肉を使うのです。その上、具材のミックスに椎茸やエビを入れるのが一般的です。

香港でよく見られる豚肉シュウマイ。

「サメはどこだ!おい!」


もう少々お待ちください。必ず、サメシュウマイの話を紹介します。

では、「魚肉燒賣」の話に進みましょう。

第二次世界大戦直後の香港は、決して豊かとは言えません。しかし、おいしい食べ物は誰でも求めているのです。そこで、まだ豚肉の価格が高騰時代で、飲茶好きの香港人がある発想をしました。

「豚肉が高いなら、他のお肉を使えばいいんじゃない?」

そう、香港は昔から港であるため、漁師の人がたくさんいました(今でもそこそこにいます)。なので、戦後の頃でも魚肉は比較的に安かったです。

「魚肉燒賣」と言っても、具材が100%魚肉ではなかった。料理人たちは「比較的に安かった」魚肉に、「安い」小麦粉を入れました。もちろん、魚肉と小麦粉の割合は、お店によって異なりました。

では、当時、一体どんな魚肉を使ったのか?

料理人たちは、コスト削減のため、売れなかった魚や食べにくい魚を使いました。その中には、サメ🦈 も含まれました。

豊漁じゃ!

他には、ケンヒー(鯁魚)、舌平目(シタビラメ)、(ナマズ)などの魚もよく使われました。

「じゃ、今はどんな感じですか?豚肉はもう高くないでしょ?」

確かに、今の世代では、サメ肉から作られたシュウマイはかなりレアです。サメ以外の魚を使うのは一般的ですが、小麦粉は食感を向上させるため、未だに魚肉燒賣のレシピには不可欠です。

僕が作った魚肉「焼」売。
皮、カリカリ。

しかし、今でもサメ肉シュウマイを売りにしている店があります。

お味の方は。。。是非、香港に来て食べてみてください。

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