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人の訃報のニュースを聞くと
まだ若いのにとか
早すぎるとか
そういう類の言葉を耳にする
そうだよな
まだまだやりたかったこと
行きたかったとこ
色々あっただろうにと思ってしまう
こんなふうにただただ生きている
死んだように生きている人間よりもだ

神とは不公平なものだと
つくづく思ってしまう
そうか
だからだ
憎まれっ子世に憚るとは
こういうことだったのか
私利私欲を増やして
まだそれでも埋まらぬ欲を
どこまでも追い続けて
そんな奴らと共に
まだまだこの世で修行をせねば
ならないとはいかにも
修行の場所に相応しい限りか

ならばあまり人の邪魔にならぬ程度に
程よく心地よく
川の流れのように
しなやかで力強く抗いながら
生きていこうと思う

僕は僕にできること
頭と心で確かめながら
また明日を追いかけていこう
必ず来るとはわからない明日を
夢見て。