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心の性別に対して思うこと

ジェンダークリニックへ赴き改めて診断が下り正式にMTFとして名乗れるようになって感じることがある。

2年のホルモン接種も相まって最近では見た目で女性と判断される事が多くなってきた。

そういった事情もあり、やっと自分の見た目に対して「女です」と言える雰囲気になってきた。

気持ちの性別は無い、Xジェンダーだと感じている。

だからこれからもそこは変わらずだとは思うけど外見は女で普段の生活ではそう見られ、思われて自然と女性であると認識してもらって生きていたいと改めて気持ちの中で感じた。

「やっぱり私はこっちが居心地良いのだな」と思えた。

クリニックの先生からの言葉で感じ、そして私なりにジェンダーに対して思えた事は、やはりそれは人それぞれの考え方や個性であってその人が生きてる上で感じている事実なのだと言うこと。

だから他人には否定なんて出来ないし、本人が本当に辛いと思うならそれは事実であり本物なんだ、だから今悩んでいる人は不安になったり心配することはないんだ!

男として、女として生きづらいと感じる。

気持ちが体と合わない、何かがおかしい、そう思えるならそれはそんな人達の“普通”であり当然な事なんだ、だから気持ちが今のそれを否定して体を変えたいと思うならその道に向かって進んだっていいと思う。

それが正解なんだから。

今の時代、LGBTに対して理解を深めようとしている社会になっている。

それのお陰か少しずつだが認知が進んでいる。

今では芸能人でもカミングアウトしたり、自分らしく生きようとする人達が増えてきた。

そんな中でもノンバイナリーやジェンダーレスなど言葉も増えてきた。

昔は(性同一性障害)とか(トランスジェンダー)とかそういった言葉だけが広まったりしてまだまだ認知は少なかった。

なんでXジェンダーとかノンバイナリーとか出てきたんだろうって思うけど、何万年前から続いてきた人間の進化のなかで体だけが進化するわけはない、ちゃんと脳や思考も進化してるんだから時が進むにつれてそういった進化の先にジェンダーの種類が増えたってなんらおかしくはないんだ。

だからべつに私たちのようなマイノリティーな人達が現れるのは自然なことであり、おかしいことじゃない、自然の摂理から考えれば当たり前のことなんだと考えると少し気持ちは楽になるんじゃないかな?

人間の性別という固定観念だけで考えてしまうと固執した思想になってわからなくなってくる事が出てきてしまう、だけど考え方をそこまで大規模に考えると実はちっぽけで当たり前な事なんだと思えてくる。

だから皆には自分らしく生きてほしいと思う、自分に正直に生きてほしいと思う。

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