【京都】秋の散策 ②あぶり餅・御土居餅
さて、今宮神社へ来たからには、どうしても食べたい、食べておきたいあぶり餅。
ということで、お店に向かうには、ここ、東門を出てすぐなのですが、この朱塗りの橋と東門が、今宮神社のお気に入りスポット。
実はあぶり餅屋は、門前に2軒、しかも向かい合わせで建っています。
「かざりや」さんと「一文字屋和輔」さん。
2年前に「一文字屋和輔」さんのあぶり餅をいただいたので、今回は「かざりや」さんへ行くことに。
あぶり餅とは、きな粉をまぶした餅を串刺しにして焼き、白味噌のたれをまぶした和菓子です。
お店の前を通ると、香ばしい匂いに包まれて、はぁぁ、美味しそう!と思わずお店に誘い込まれてしまいます。
ちなみに、2年前に食べた、一文字屋さんのあぶり餅は、これ!
こうして見比べてみると、お皿の形も、丸と四角と違いがありますね。
お味は、かざりやさんは餅が少し大きめで甘く、一文字屋さんは、一つ一つが小さいぶん、きなこの味や香ばしさが優っている気がしました。
はぁ〜、おいしかった!ごちそうさまでした!
この時点でかなり満たされた気持ちになったのですが、この先、歩いて鷹峯を目指します。
結構、距離がありましたが、これも腹ごなしのためのいい運動です。
道中、ふと電信柱の看板に目が留まったのですが、なんと
「本日茶会のため拝観できません。光悦寺」
とのこと。あらら〜
今日の鷹峯散策の目標一つが、拝観できないとは!残念。
でも、ここまで来たのだから、残る「常照寺」と「源光庵」へ行こうと先を急ぎました。
もうすぐかな?と歩いていると、なんだかとてもいい感じの和菓子屋さんを発見。
光悦堂さんという和菓子屋さん、ふらりと店頭をのぞいていたところ、店主の方が出てきてくださったので、おすすめを聞いてみると、「御土居餅」というのが名物で、光悦寺の茶会に献納しているそう。
さっきあぶり餅を食べたばかりだけれど、お土産に…と御土居餅をお買い上げ。
こちらがその御土居餅です。
これはいわゆる餅ではなく、羽二重餅に豆と餡が包んであり、上からきなこがかかっているというもの。
柔らかくておいしかった〜!
京都の和菓子はほんと、どのお店も質が高いなぁと感動。
ちなみに、御土居、というのは、豊臣秀吉が京の都をぐるりと囲むように造った土手のことで、今もその一部が残っています。
いよいよ、鷹峯到着です!
【京都】秋の散策 ③鷹峯 常照寺・源光庵
に続きます。