見出し画像

全国本屋巡り 夏と初秋編①

8月から9月の終わりを一気に記そうと思う。
今年の夏は「もう暑くて何もかもが無理状態」だった。(暑さだけじゃないのだが。。。)

今までは日帰りでさっくり飛んでいたが、どう考えても「リフレッシュしないと無理」な状態だったので、「1泊してのんびりして読もう」にシフトチェンジした。

まずは、8月に徳島へ飛んだ。
目指すは、徳島県美馬市にある「泊まれる本屋まるとしかく」さん。
「1泊してのんびり読む」には最高の屋号である。
徳島空港からリムジンバスで徳島駅へ。
徳島駅から徳島線で穴吹駅に降り立つ。

穴吹駅。
ちなみに徳島では交通系電子マネーは使えない。

朝の便に乗れず、昼の便に乗ったら着いたのは夕方だった。
駅周辺にはコンビニは無い。
タクシーを呼んで、途中スーパーへ寄ってもらい食材とビールを買う。
タクシーの運転手さんも「行くのが難しい」を連発するも、そこは聞こえないふりで「この道じゃないですかね?」とか言って誤魔化し、景色を眺めいた。
運転手さんが、車を止め、ずんずんと、人の家に入って道を聞いたりする姿をのんびり見ていたが、私の子供の頃ってこんな感じだったよな。と、ふと思い出す。
旅先で迷ったら、地元の人に教えてもらう。
宿の予約をしていなかったら、その町の観光案内所で聞いて、取ってもらって。そんな感じだったよな。
スマホ一つあれば、その時々で行きたい場所までの経路を教えてくれるし、それに複数の宿を押さえられる。便利だけど、スマホが無い時代を知っている身としては若干の違和感がある事は間違いはない。

前置きが長くなったが、宿と店は田んぼと畑に囲まれていた。贅沢な空間だった。本と静かでのんびりと流れる時間。
ただし、私の様に疲れている人間にはおすすめはできない。「ゆっくり本でも読もう」はできない。なぜなら、新鮮な空気と緑の香りと、広い空、蒼い緑の景色に癒されるから。

疲れた心身に染みる景色

畳の部屋でゆっくりと本を読みながら、気持ちよく寝落ち。
朝は、挽きたての珈琲と山の景色でのんびりして欲しい。
季節が変わったら、また訪れたいそんな泊まれる本屋だった。

購入本
●カメラを止めて書きます ヤン・ヨンヒ
●わが百味真髄 檀一雄

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?