【IELTS7.5】私のIELTSスコア向上方法と英語力メンテにおすすめサービス
こんにちは👋
海外受験民にとっては今が一番英語試験のスコアメイクに注力している時ではないでしょうか!私は、受験した2020年、コロナで続々と会場試験がキャンセルになり、Institute of Design、Parsons School of Design、Royal College of Art、MITすべてがGRE/GMATのスコア提出を任意としていたため、お言葉に甘えてあまりGRE/GMAT対策はしていませんでした。😂(本業が忙しかったという事情もあり。)
IELTSにフォーカスを絞った私ですが、コロナ渦でリモートワークが続く中、精神衛生のために実家に移住していたこともあり(秋田ではIELTSが受けられない&IELTSのためだけに感染者が多い東京に行った日には絶対しばらく秋田には帰ってこられない)当初想定した回数試験を受けることはできませんでした。受けたのは2020年1月のお試し受験(コロナ前)と9月の2度だけです。
ただ一応、コロナで試験回数がこなせないという環境下、2回の受験でIELTS Overall7.0から7.5にスコアを上げることができたので、この記事では私がどのようにして海外デザイン大学院出願に向けて英語のスコアを獲得していったのか、また、スコアを獲得してからどのようにして英語力をメンテナンスしてきたのかについてご紹介したいと思います◎
はじめに:各学校の英語能力要件
IIT Institute of Design
TOEFL 100以上、IELTS 7.5以上、Duolingo 125以上のいずれかが必要。
このスコアが提出できない場合はMDes+Englishの授業をうけることになる。(2.5年のプログラム。Foundationも受ける場合は3年になる??そのあたりあまり詳しくないですごめんなさい🙇♀️)
Parsons School of Design
Royal College of Art
IELTS 6.5以上(Writing 6.0以上、他は5.5以上)
IELTS 6.0(Writing 5.5以上)の場合はEnglish for Academic Purposesコースを受講する必要あり
というかんじでIDだけ必要とする英語スコアが高いです。詳しくは載せませんが、MITのIDMやHarvardなどもIELTS 7.5以上です。要するに英語のスコアだけで言えば7.5あれば基本どこでも受験することができます。
IELTS or TOEFL?
私はほぼTOEFLは受験しませんでした。ただ、こればっかりは相性なので2つとも受けてみてどちらで勝負するか決めるといいと思います。私がIELTSを選んだ理由は以下の通りです。
単語のレベルが簡単(主観)
私は大学時代に一度だけTOEFLのiBTを受けたことがあるのですが、それとくらべてIELTSで出てくる単語レベルはかなり簡単だと思いました。もちろんTOEICよりは難しい単語が出てきますが、総じて英検準1級で出てくる単語が多いです。大学受験で英語をきちんと勉強した方々であれば、何百単語も新しく覚える必要はないと思います。
問題数がTOEFLより少ない(主観)
TOEFLを1度しか受けたことがないので比べられないとは思うのですが、私がTOEFLを受けた時は時間が足りず、最後まで解ききれなかった気がします。IELTSは単語がより簡単だからか、時間内に終わらなかったことはないです。
スピーキング試験が対面
これが一番理由としては大きいかもしれないです。私はTOEFL iBTのスピーキングが大嫌いでした。30秒くらいのタイマーがセットされて、その時間内に答えをパソコンに向かって言わないといけないのがストレス半端ないです。コミュニケーション能力というより、即興スピーチ能力が試される形式です。あと、微妙に隣の人の声も聞こえてくるので集中できない…マイクチェックの時の"I live in Tokyo, I live in Tokyo, I live in Tokyo"もなんか嫌で。。。IELTSは英検と形式が似ていて、一人ずつ呼ばれて試験官と対面でコミュニケーションを取る形なので、よりリラックスできますし、"Let me think…"みたいなかんじで時間稼ぎをして解答を考えられるのが非常に楽です。(TOEFLだったらその間に制限時間が過ぎてしまいます🥲)
余談ですが、私はIELTSは2daysの試験にしてSpeakingを2日目に受験する方をおすすめしています。同日だとSpeakingの順番が遅くなった時に疲れて集中が途切れてしまうので。。。次の日だと、自分の順番の時間まで家で練習ができるのでおすすめです。
ブリティッシュイングリッシュ対策だけしていればいい
今でこそだいぶ慣れてきましたが、私はインド訛りの英語を聞き取るのがとっても苦手です。確かTOEFLはいろんな訛りの英語が出てくると思うのですが、IELTSはブリティッシュ訛りだけなので、対策が楽です。私は四六時中BBCのラジオを聞きっぱなしにして耳を慣らしていました。
注意
基本どの大学でもIELTS または TOEFLだと思いますが、イギリスの大学院はTOEFLを受け入れてない場合があります。また、逆にIELTSを受け入れていない大学もアメリカにはいくつかあるので、自分の志望校の要項を早めに確認しましょう。
IELTSは試験対策こそTOEFLより楽ですが、TOEFLの方が実際の大学で講義を受けているような想定の問題がたくさん出る(講義を聞いて問題に答えるというリスニング問題など多い)ので、TOEFLの対策をしたほうが、現地での授業にはついていけるようになると思います。IELTSで受験対策をする方は、スコアを獲得して、志望理由を書いて、出願が終わって落ち着いた頃から別途英語力のメンテをする方がよいと思います!💪
私のスコアとおすすめスケジュール
私は当初4回の試験で勝負するつもりでスケジュールを組んでいて、初回が1月(お試し受験)、2回目が4月、3回目が6月、4回目が8月、という形で2ヶ月おきに受験をするつもりだったのですが、コロナの影響で試験自体が数回キャンセルになってしまい、9月受験のというスケジュールになってしまいました。私は9月の試験でスコアが獲得できたので結果オーライでしたが、正直、出願の9月までには英語のスコアを獲得しておかないと、9月以降は願書作成などに追われて英語の勉強をしている余裕がなくなってくるので、要注意です!(私は12月の初旬にIDに出願しました)
私のスコアはこんなかんじでした。
1度目の受験は過去問を数回通すだけ、2度目の受験は次のセクションでご紹介するサービス・本で対策をしました。
岩渕さんがnoteでおっしゃっているとおり、非ネイティブにはスピーキング、ライティングを短期間で上げるのはなかなか難しいのでListeningとReadingで差をつけるという戦略がいいと思っています◎ とはいえ、Writing, Speakingも、IELTS特有の型に慣れてしまえばスコアアップは期待できると思います◎
IELTS対策方法とおすすめサービス
E2Language
いくら単語の難易度がTOEFLより低い(主観)とはいえ、IELTS特有のテストフォーマットに慣れるのは、ちょっと大変です。記述式の問題がかなり多いですし、ディクテーション(人のラストネームのスペルを聞き取ったり)や記述式解答などTOEFLではない問題形式がありますし、エッセイのライティングで高いスコアを獲得するにはやはりIELTSで評価されやすい、ある種の「型」を覚える必要があります。そこで私がめちゃめちゃおすすめしたいのがE2Languageというサービスです!
E2Languageはオンラインの英語試験対策用コンテンツなのですが、私はこのIELTS Academicプログラムに大変お世話になりました!!私はSilverパッケージを買ったと思うのですが、$239の一度の出費で9ヶ月コンテンツにアクセスできます。ほぼ毎日先生がオンラインでLive授業(1コマ1h)を実施しているので、興味があるクラスにジョインする形になります。ものすごい人数が世界中からジョインするので、個別に手厚く見てもらえるかんじではありませんが、とにかく問題数をこなす上でとっても役に立ちましたし、模擬問題を解いた後は先生が解説をしてくれ、俗にいう「点数がもらえる表現方法」などをたくさん教えてくれます!後は先生に個別Feedbackが10回(添削してもらえたりコメントをもらえたり)してもらえたり、モックテストも1度ついてきます。月$40の出費だと考えるとそこまで悪くないと思います。
コンテンツはさることながら、特に私が気に入ったのは、このサービスがオーストラリアをベースに提供されていたからです。日本とオーストラリアは時差が少ないので、大多数の授業が午後5時から始まっていたりと、勤務時間とバッティングしづらくて本当に助かりました。また、オーストラリア人の先生たちはAussie Accent(オーストラリア訛り)はあるのですが、アメリカ英語よりイギリス英語に発音自体は近いので、授業に耳だけ参加しているだけでもリスニングの勉強になります。
私は特にライティングとスピーキングの対策授業をE2Languageで受けて、ReadingとListeningは書籍などで対策をしていました!私はIELTSのパッケージしか体験していないのでなんとも言えませんがTOEFLのパッケージも提供はしているのでTOEFL対策にもおすすめかもしれません◎
YouTubeで授業サンプルがいくつか見れるみたいです。
単語帳
E2Laugnageでも十分単語は学べるのですが、私はこちら1冊はこなしておくことをおすすめします◎王道ですが。
ちょっと不安だった私はTOEIC用の単語・熟語も一応覚えました。
暗記にはQuizlet(オンライン単語帳)を使う人が多いですが、私のおすすめはやっぱり紙の単語帳を作ることです。この方法は東進衛星予備校に通っていたときに安河内哲也先生が紹介していた方法なのですが、100均でインデックスカード(1袋に100枚くらい入っている)を買ってきて、表面に覚えたい単語/熟語、その下にそれが含まれる例文を記載し、裏面に日本語訳(あとできれば英語で同意義の単語も併せて書いておくと尚良し)を記載します。一通り書ききったら、カードの山から一枚ずつカードを引き、まずは単語・熟語だけを見て訳を思い出します。そこで思い出せなかったら、例文から意味を推察してみます。そしてカードを①単語だけで意味がわかった山 ②例文見て意味がわかった山 ③例文を見ても意味がわからなかった山 の3つに分けます。②と③の山は1日に何度も見直して、最終的にすべての単語が例文を見なくても2秒くらいで訳せるようになるまで繰り返します。
私は大学受験時もこの方法で英単語を覚えていました。市販の単語帳よりかさばるのはデメリットですが、インデックスカードはそれなりに厚みがあるのでシャッフルしやすいのと、普通の単語帳より大きいので広々スペースが使えて好きです。電子の単語帳と比べて、自分の手を動かして単語帳を作るので時間はかかるのですが、そのプロセスの中で既に暗記をしている気がして、私はこの方法が一番有効だなと思っています。
あと、この方法だと本自体を汚さないので、受験が終わったらメルカリで売りやすいです爆 (それは電子でも同じですが笑
過去問
試験直前には過去問を解くことがおすすめです!こちらも王道ですが。
これを一通りやって、あとはBBCを聞きっぱなしにしていれば対策としては十分だと思います!🤓
英語力のメンテ方法 - Cambly
スコアが獲得して、一息ついたらそこでおしまい、ではなくスピーキングだけでもメンテナンスをしておくことをおすすめします。人間の忘却力は恐ろしく、すぐ忘れてしまうので…
私がおすすめするのがCamblyというオンライン英会話サービスです!これはサブスクなのですが1週間に30分×3回、15分×3回など(プランによって変動)先生とオンライン会話ができるサービスです。先生を予約することもできますし、今これから空いている先生と会話することも可能です。
私がおすすめする理由が以下のとおりです!
先生がハイクオリティ
Camblyの先生は全員ネイティブなのですが、ここにはシンガポールやマレーシアなどの先生は含まれずアメリカ人やイギリス人、オーストラリア人など私たちが今までの学校教育で慣れ親しんできた発音の先生しかいません。また、他のプラットホームを使った時は、予約しても先生が授業に来ない、みたいなことがザラにあったのですが、Camblyではそんなことは一度もありません。教職免許を持った先生がたくさんいらっしゃいますし、プロ意識を持った方が多いです。あと、私が大学院の願書を書いていた時にはPersonal Statementを授業時間外にレビューして添削・レビューしてくれたりもしたので、先生たち本当に優しいです。
生徒が授業内容を決めることができる
私はここまで来てロールプレイなどやるつもりは全くなく、現地の大学院できちんと授業についていけるコミュニケーション能力を身につけたいと思っていました。なので、MBAホルダーの先生を見つけて、自分が気になっているビジネスモデルの話や仕事の話などざっくばらんにディスカッションをしたりしていました。仕事の愚痴をいうこともありました笑 Camblyでは教材が用意されていて、それに沿うこともできますが、別にそれに従いたくなければ生徒主導でカスタマイズすることができます◎
終わりに
IDに来て思う所ですが、IELTS/TOEFLのテストスコア基準は最低要件だということです。他の学校はわかりませんがIDはネイティブスピーカーが割と多いのと、International Studentといっても大半が英語がペラペラなインド人なので、全体の英語レベルはかなり高いと言えます。たまに中国からの留学生で一部英語でのコミュニケーションにハードルがある学生もいますが、基本的には全員ほぼネイティブです。未だにクラスでも「この中で自分が一番英語喋れないなぁ…」と思ってしまうこともあります。(特にMBAのDual Degreeをとっている人たちはほぼみんなネイティブスピーカーです。。。)なので、IDのIELTS 最低 7.5は妥当な要件だと思います。私は実際IELTS7.5取れましたがまだ英語で苦労しています。
というか、ネイティブ/インター出身者でもない限り、私たちが授業を100%理解してディスカッションにガンガン参加して、というのはなかなかに難しいことだと思います。やっぱりわからない単語や表現は出てきますし、そもそも話している内容自体が政治経済的な話だったりしてシンプルに理解が難しいです。でもどうにか生きていくには、わからない表現に出くわした時に、それをちゃんと周りに聞ける、または文脈からその意味を推察できるだけのコミュニケーション能力が必要です。そういう意味では、IDの日本人はみんな海外で仕事た経験や、留学経験があったりして、そのどちらかのスキルがある方が多いです。なので、何が言いたいかというと、スコアを獲得した所で満足するのではなく、現地での学び(授業でのインプット)を最大化する為には、Camblyなどで英語力のメンテナンス・コミュニケーション能力の向上を狙うのが重要だということでした◎
英語試験は時間も体力もお金もかかって、精神的に削られるプロセスだと思います。ここまで、お疲れ様です…!🙇♀️ まだ見ぬ楽しい学生生活を想いながらラストスパート頑張ってください💪
この記事がお気に召したら是非スキしてくださると嬉しいです〜!投稿はかなり不定期になりますのでフォローも是非!🐕
番外編 - きちんと英語の基礎固めをしたい方向け:EF
受験勉強とは関係ないのですが、私が英語力のメンテのために使っていたEF English Liveというサービスをご紹介します。このサービスは英語に苦手意識がある方、基礎から固めていきたい方におすすめです。
文法などe-learning教材が豊富に提供されていますし、月30回、グループレッスンに参加でき、月8回、プライベートレッスンに参加できます。月8,910円のプログラムです。グループレッスンでは、それこそお題にしたがってロールプレイなんかもしますので、いろんな表現を学ぶことができます。
グループレッスンの先生は選べませんが、先生はみんなネイティブです。
英語に慣れるという意味ではこのサービスとても良かったのですが、グループレッスンのレベルがちょっと易しすぎたのと、グループレッスンのお題が少なくて数ヶ月受けていると同じお題の繰り返しになってしまうので、私は退会しました。英語に慣れるという目的で2-3ヶ月限定で使う分にはいいと想います!👋