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本日のお題 〜継続は力なり〜

息子、聖悟へ

2016年11月16日

今日で君は4歳と2ヶ月になったね。

君と一緒に歩んで来たこの4年間は、お母さんにとって、初めてのことばかり。でも、お母さんなりに考えて、少しずつ何かを君の中に残しておきたいと思って、今日まできました。

でも、体験だけでなくて、日記のように言葉にして、少しずつ残すことも大切だと思いました。

そこで、今日から、お母さんが今まで体験したこと、考えた事、人生の指針としていること、大人になった今だからこそ、子どもの時に知っておいて欲しいと思う事を残します。

これは、手紙のようにして、毎日君に読み上げたいです。

もちろん、今の君に分かるように工夫して言葉にするけど、多分、心に響くのは君がもう少し大きくなってからだろうね。

今は、分からなくてもいい。大きくなった時に、何かに直面して、「ああ、お母さんが、こんなことを言っていたな」と言葉と経験がつながり、前へ進むときの道しるべになれば、お母さんはそれで満足です。

さて、今日のお題は「継続」です。

ひらがなにすると、「けいぞく」

継続とは、ず〜〜っと、続けていくこと。

一つ君の身近な例をだしますね。

君の誕生日の前日、9月15日から、お風呂に入る時、お母さんと一緒に足し算を始めました。お風呂の壁に貼っている「ひとケタのたし算」シートの事です。

(※脳科学おばあちゃん・久保田カヨ子さんの著書「小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣」に出てくる「お経式暗算法」を活用)

カヨ子ばーちゃんの本を読むと、暗算で、脳の前頭前野と呼ばれる所を鍛えられるそうです。

前頭前野とは、この部分です。

ちょっと難しい話になるけど、前頭前野がよく働くようになると、勉強が出来るようになるだけでなく、社会性が生まれて、人づき合いがうまくなるそうです。

ここの話も難しいよね。簡単に言うと、お友達や先生、お父さんお母さんの気持ちが分かるようになるということです。

人の気持ちがわかるようになるってステキだなと、お母さんは思いました。

そこで、すぐさま実験開始です!

君は知らないだろうけど、お母さんは君でよく実験をしています。

こうしたら、君はどうするかな? 次は、どういうことが出来るようになるだろう?

それが知りたくって、「これは面白い!」「将来、君のためになるのでは?!」と思えるものは、積極的に取り入れています。

「ひとケタのたし算」もその内の一つです。

9月15日に始めた時は、数字と数字の間に「たす」を入れて言うのも難しかったよね。

「やりたくない」という君に、足し算を読む気持ちになってもらうのが、大変でした。

でも、毎日の「することさ〜き、遊ぶのあ〜と」を理解していた君は、頑張ってお母さんと一緒に足し算を暗記し始めてくれました。

最初は、お母さんが「0+0=0」「0+1=1」・・・と一つずつ読んで、その後に君が繰り返して読み上げました。

1週間たった頃には、お母さんが読み上げなくても、「ひとケタのたし算」シートを見ながら、言えるようになっていました。

「0+0=0」から「9+0=9」までの56個の暗算を言うのに、10分かかっていたのが、今では2分ぐらいで読み終わります。

昨日(11月15日)でちょうど「ひとケタのたし算」を2ヶ月間続けてきました。

病気の日や、おばあちゃんの所へお泊まりした時のできなかった3日間を除いて、君はず〜〜〜っと続けることが出来ました。

これはすごいことです。

一つのことを、ず〜〜〜っと続けてする。

これを「継続(けいぞく)」と言います。

継続してやり続けると、出来なかったことが出来るようになります。

ちょうど、君の「ひとケタのたし算」がそうだね。

最初は出来なかったけど、今はどうだろう?

もう、スラスラ言えるのが当たり前になっていますね。

何か一つのことが出来るようになりたい!

そう思ったら、「継続」することです。

短い時間でもいいから、出来るようになりたいと思うことをしましょう。

一日5分でもいいのです。

だって、君の「ひとケタのたし算」も一日2分ぐらいでしょう?

それで継続したら、出来る様になったのだから。

「継続」することは、一つの「力」です。

君は、今、一つのことを続けることが出来ました。

「継続」するという、大切な力を身につけたのです。

もちろん、「ひとケタのたし算」は、今日も、明日も継続しますよ。そして、今日からは「ひとケタのひき算」を始めましょう。

「継続」したら、2ヶ月後には、ひき算をスラスラ言えるようになっています。

これは、お母さんがお約束します。

さてさて、最後に、前頭前野を鍛えると、人の気持ちが分かる様になる・・・というお話を少ししましたね。

「ひとケタのたし算」を暗算するようになって、君は人の気持ちを分かるようになったかな?

実は、お母さんは、君が人の気持ちを読む様になってきたことを2日前(11月14日)に実感しました。

2日前、お母さんは風邪のひき始めで、体調を崩していました。

そして買い物へ君と一緒に出かけた時、いつもと様子が違うお母さんをみて、君は何度もお母さんの顔をのぞき込んでいましたね。

お母さんに向けて、ニッコリ笑ったり、「お母さん、大好き」と言って、お母さんを喜ばせようとしたり、大奮闘していました。

「お母さん、大好き」と言ってもらって、とても嬉しかったのですが、体調を崩しているお母さんは、あまり元気に笑うことができませんでした。

それを見た君は、「お母さん、怒っている?」と悲しそうに聞いてきました。

お母さんの表情をみて、君は一生懸命、お母さんの気持ちを分かろうとしていましたね。

お母さんは、君の成長を感じることが出来ました。

ほんの数ヶ月前は、自分の気持ちで精一杯の君でしたが、人を思いやることができる子になっています。

すごいですね。

「継続」という一つの力を手に入れたら、人を思いやる力も増えていました。

物事には、色々なことがつながっています。

これもお話したい事ですが、今日はこの辺で終わりにしましょう。

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