猫の寒さ対策あれこれ
そろそろ冬の準備を始める頃ですね。猫にとっても冬は厳しい季節です。
わたしが去年までやっていた猫の寒さ対策や注意点を書いてみました。
参考にしていただければと思います。
◇猫は寒さに弱い
猫は人間より寒さに弱いと聞きます。
一般的に猫の平熱は、直腸温で38℃前後、高齢猫の場合はー1℃前後ほど低くなります。
そして成猫の場合、快適な室温は冬場の外気温にも左右されますが22〜26℃程度だそうです。
確かにうちの猫も暖かいところを求めて移動していた気がします。
若い頃はあまり気にせず、留守にする時はすべての暖房器具を消してしまっていました。ただ歳を取ってきてからは、さすがに寒い中で一人にするのはかわいそうかなと思い、なるべく暖かくするように心がけていました。また、誰かしら在宅するようにして、そもそも一人にする時間を少なくしていました。
猫は7歳〜10歳が中高年期、11歳〜14歳が高齢期、15歳以上になると老齢期だそうなので、うちの猫は老齢期。そりゃ、寒さが厳しいお年頃だったでしょう。
◇熱さに鈍感
暖かくしてあげないといけない反面、厄介なのは猫は熱さに鈍感というところです。
よくストーブやこたつでやけどする猫のことを耳にします。実際に知り合いの家でもむかし、練炭で大やけどをしたという話を聞いたことがあります。
猫を飼うまではそんなことあるのかと半信半疑でしたが、本猫たちは本当に気づかないみたいなんです、熱いという感覚に。変化に敏感でデリケートな猫様が熱さには鈍感って不思議ですよね。
◇ガスファンヒーターは換気と距離感に注意!
人間でも重宝するガスファンヒーター。短時間で部屋を暖かくでき、石油ストーブ(ファンヒーター)ほど危なくないので安心です。エアコンは電気代を気にしてうちでは冬場はあまり稼動していません。(ガス代は良いのかという話は置いておきます)
猫も近くに寄って嬉しそうにしていました。
ただ、前述したように熱さに鈍感なので、うちの猫もガスファンヒーターとの距離感がバグっています。石油系ほど危なくないとは言っても、やけどの可能性はあるのでやはり注意は必要です。
猫が入れないように柵を作ったりして対策した方がいいかもしれません。
私個人としては、乾燥するのと息苦しくなるので実はガスファンヒーターが苦手です。
ファンヒーターだけでなく、石油ストーブ、ガスストーブなどの暖房器具は、空気中の酸素を使って燃焼し、排気ガスを出しているので、酸素濃度が低下し、非常に毒性の高い一酸化炭素が増加してしまうそうです。こまめな換気をすることが必須です!
(産業保健新聞の記事冬に気をつけたい「暖房病」を参照しました↓)
毎年冬にめまいがひどくなるのはこのせいだったのかもしれません…。きっと猫にも良くないですよね。
換気と柵で猫も人間も安心安全に過ごしましょう!
◇こたつは真ん中に注意!
こたつでもやはり危なくて、真ん中の熱を発する部分に耳がくっついていてもお構いなしです。むしろ進んで寄って行っている気がします。
うちのこたつは、脚の高さが調整できたので、猫の耳が熱いところに当たらないような高さにできました。これは良かったです。
ただ、昔はよくこたつに入っていましたが後半はあまり入らなかったんですよね。猫にも流行りがあるんですかね。
ちなみに人間(私)はこたつ大好きです!
◇おすすめは蓄電式湯たんぽ!
一番良かったのが蓄電式湯たんぽ。充電すると数時間持つので出かける前に仕掛けていけば安心です。電気代、ガス代、やけどなどの心配なく大変便利です。
また、就寝時には暖房を消してしまうので人間は布団で十分ですが、猫には湯たんぽをセットしています。うちでは『ふくふくにゃんこ』(ハピンズ)の湯たんぽを使用していました。
こちらは身体に当ててカイロとして使うと3時間、お布団内に入れて”あんか”として使用すると7時間持つと書かれています。
うちでは充電したては熱すぎるのでタオルを巻いて使用したりしていました。
うちの猫と同じハチワレのハッチくんのものを使用していましたが、充電機能が弱まったため、昨年の冬に二代目のミケランジェロを購入。
ただハッチ君でないと嫌みたいなので中身は新品、カバーはハッチ君のままで使用していました(謎)
湯たんぽが冷えてくると、不満そうにこちらを見てくるんですよね(笑)
◇まとめ
動物は言葉を話せないので、人間が気をつけて体調の変化や事故(やけどなど)をしないよう見守っていかなければいけません。人間もペットも体を暖めることはとても大事。それぞれにあった暖房器具を選んでお互いに快適な暮らしを送りたいものです。