【都知事選】そして生活は続く。
都民の総意は私の意思とは違った。
自分自身はマジョリティだと思って生きてきたが、どうやらそうではないらしい。
東京都知事選を終えて、気が付いた。
今回の都知事選は何かしら熱を帯びていて、本当に何かが変わるかもしれないと思っていたからこそ、その結果には肩を落とした。
何か光を見出だせるような、そんな予感すらした選挙だったように思う。
今でこそ選挙には這ってでも行く私だが、20歳そこらの時は政治への関心も浅かった。
「私一人が行かなくても、なんら変わりはないだろう」と思っていたことすらある。
意識ががらりと変わったのは大学生の頃。
きっかけは、教育実習先の社会科の先生だった。
歴史を忘れてはいけない、と先生は説いた。
今、私に選挙権があるのは先人たちが築いた歴史のおかげなのだ。
初の選挙は1890年、有権者は約1%。
女性が選挙権をもったのは1945年から。
男女ともに平等に選挙権があるのは、先人たちの苦労があったからこそなのだ。
自分がマイノリティに分類されたからといって、声をあげるのをやめてはならない。
政治は生活だ。
だから、これからも選挙には行く。
自分たちのためにも、未来のためにも。
マイノリティだからこそ、意思表示をしていかなければならない。
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