義母わんと旅行 〜サフィール踊り子号 6人個室と高原ホテル〜
ご好評頂いた義母わんシリーズ!?の第2段(^-^)/
義母わん「私、一度でいいからサフィール踊り子に乗ってみたいのよ〜」
私「へいへい、お義母さまのお望み、叶えて差し上げましょう〜冥土の土産に」
そんな経緯で今年の伊豆旅行は義父母と一緒に特急電車と地元のレンタカーで巡ります。
電車旅行も良いものです。独身時代は夜行のサンライズ出雲で缶ビール片手に知らんオッチャンと盛り上がったものです(笑)
サフィール踊り子号、今回4人で乗りますが、
「どうせ乗るならウワサのグリーン6人個室がいいんじゃない?」
という訳で、頑張ってチケットを取りました。
取り方にはコツがあるので、ここで情報共有させて頂きます。
* * * * *
サフィールの個室は【10時打ち】が鉄則
サフィール踊り子号のグリーン個室は、電車1本につき4人用×4部屋、6人用×4部屋です。
しかしツアー向けに各2部屋が予め押さえられているらしく、一般販売されるのは4人用×2部屋、6人用×2部屋になります。
この残り4部屋の争奪戦に挑む訳ですが、
乗車のちょうど1ヶ月前の朝10時キッカリに、みどりの窓口の駅員さんに取ってもらうのがベストです(これを【10時打ち】と言います)
11月30日の乗車であれば、ちょうど1ヶ月前の10月30日の朝9時45〜50分ぐらい(少し早目)にみどりの窓口に向かい、窓口の方に 「10時打ちでお願いします!」と伝えるとスムーズです。
「どうしてもみどりの窓口がある駅に朝10時に行けない」場合は、10時10分からJRの特急券売機でも購入が可能。
しかしこの10分間のうちにグリーン個室が売切れてしまう可能性が大です。
人気の個室席、押さえるためには、
乗車の1ヶ月前の朝10時前にみどりの窓口に行けるか?が決め手と言えます。
後はキャンセルが出れば買えるかも(因みにネットでは買えません)
無事に買えると「特級券・グリーン券(個室利用)」の合算チケットが1枚と、人数分の乗車券(サフィール乗車区間)が手渡されます。
* * * * *
昼食は【サフィールPay】で要予約
サフィール踊り子号はお昼時の走行です。車内で提供される食事・飲み物は、事前にネットで注文し支払いを済ませるのが安心です。
現在(2023年秋)、サフィールの車内メニューは、
中国料理「美虎-Miyu-」の 五十嵐美幸シェフ監修のもと、「心も身体も温まる毎日食べられるヘルシーで身体に優しい中華」が提供中。
注文はネットの【サフィールPay】から。支払いはクレジット決済です。
ここで注意すべきは早目に注文しないと売切れになる点。
今回、宿泊するホテルが17時半まで軽食&ドリンク(アルコールを含む)のサービスをやっているので、
サフィール車内ではとりあえずメインメニューとお茶だけを4人分注文しました。
乗車の1週間前に注文しましたが、メインメニューは数に余裕ありで、むしろ飲み物やデザートは残り少なく、コーヒーやアイスクリームに至っては品切れでした。
当日、乗車後に購入できる場合もありますが(アルコール等)、
確実にコーヒーやアイスをキープしておきたい場合は、1ヶ月前から注文が可能ですので、早目のネット注文をおすすめします。
(節約するなら乗車前に駅で買って車内に持込み、ですかね〜)
おやつは持込みました。^^
* * * * *
いざ、サフィール
旅行当日。JR横浜駅・ 6番ホームで義父母と合流。11月なのにこの日の最高気温は21℃。『旅は軽装』を心得ている義母わん。
義母わん「あなた達、暑いのにジャンパー着てるの?私、ジャンパーは畳めるからバッグに入れてあるのよ」
私「今日はお天気が良くてよかったですね~。しかしお義母さんが持ってる数えきれない程のお着物はいつになったら着るんでしょうね~」
義母わん「ねぇ、わたし達、最寄駅をSuicaで入ったけど、ここまでの乗車賃はどうやって払うの?」
私「サフィールに乗ったら車掌さんが来ますから、その時に精算をお願いしましょう」(←これで正解。ご参考まで)
私「そろそろサフィールが到着しますよ」
義母わん「私とサフィールの写真、撮ってちょうだい」
私「じゃあ、お義父さんとお義母さん、この辺に立ってて下さい。後ろにサフィールが来た瞬間に撮りますから。あ、来ました。こっち向いたまま、はい笑って~」
私「後は終点に着いてからゆっくり撮りましょう。はい、乗って~」
かくして目的のグリーン個室に乗車(第一目標クリア)
綺麗で広い個室にみんな大満足。席に着いて間もなくサフィールが走行を再開。
夢が叶ってご機嫌の義母わん♪
乗車後は車掌さんよりも先にグリーンアテンダントさんがメニューの確認に来られます。乗ったら【サフィールPay】にログインして待機しましょう。
当日、一部のメニューはグリーンアテンダントさんから提示されるメニューからその場で注文・支払いが可能です。義母わんはビールをご所望。
車内メニューはなかなか美味でした。
伊東のオレンジビーチまで来ましたね。明日の帰りの電車はこの近くの駅から乗りますよ。
個室内にも電光パネル
終点、伊豆急下田駅に到着。約2時間の電車旅でした。
下車後のホームにはサフィールと記念撮影する乗客が多い様子。
因みにサフィール(Saphir)とはフランス語のサファイア。高級感ある濃紺のボディーがかっこいい。
* * * * *
レンタカーで
伊豆急下田駅前のTレンタカーでセダンを借りて、ここからはドライブで伊豆のあちこちを巡ります。
因みに返却は、伊豆急伊東駅前のTレンタカーに翌日17時までに返します。
(※田舎のレンタカー屋は閉店が早いので要注意)
では安全運転で。行ってみましょう。
* * * * *
道の駅 開国下田みなと
本当は黒船遊覧船に乗りたかったのですが、ちょうど黒船がドックに入っている期間とのこと。
代わりに?海上保安庁の船をバックにパシャリ。
その後、早速お土産を買いまくる義母。新鮮な下田港の海産物ほか伊豆の特産品がたくさん売られています。
義母わん「重いから全部ここから家まで宅急便で送ってもらうわ~」
なかなか旅慣れた義母わん。
* * * * *
伊古奈比咩命神社 (白浜神社)
私の記事をお読みの方ならもうお馴染みですね。
義母わん「海に落としたスマホが次の日戻って来ることってあるの~!?でも故障してたんでしょ?え!無事なの!!へぇ~!!奇跡としか言いようがないわよね~~!!」
さすがの義母わんもこのエピソードにはビックリ。そんな奇跡の神社に今回は義父母も一緒に参拝です。
奉献酒を義父母の分も納めて、拝殿を参拝。その後本殿までの石段を登ります。歩き易そうなブーツの義母わんも高低差のある道はなかなか大変そう。
無事に本殿の参拝を終えたら最後は海岸鳥居でパシャリ。
私「本当は本殿の真下にあった海蝕洞の中に本来のお社があったらしいんですよ。現在は崩落してしまってますが」
義母わん「よく知ってるわねぇ~」
イコナヒメ様に関する十和田の素人考察はまだまだ継続中。
(このお話はまたの機会に)
* * * * *
伊豆ホテル リゾート&スパ
本日のお宿に到着。赤倉観光ホテル(新潟)と同系列の高原リゾート。
まさに地中海のリゾート地を思わせるとても綺麗で素敵なホテルです。
…しかしロビーに入って一段落?何やらおちゃらける義母わん。
窓の外には絵のような風景が広がります。水盆テラスの向こうには、夕日の沈む伊豆の海。
宿泊練に向かう手前にも、通路に面した長い水盆テラスがもう1つ。ソファーで寛ぎながら景色が堪能できます。
義母わん「でもここで飲むにはちょっと寒いわねー」
私「飲むのはお部屋の中がいいですね。他のお客にご迷惑なので」
この後、義父母さま方はワンランク上のお部屋にご宿泊。
私たちが泊まる部屋はこんな感じ↓。
入り口
ベッドとソファー
ベランダ
テレビやコーヒーメーカー等々
金庫と浴衣、羽織、パジャマ
洗面所
洗い場
客室露天風呂
レストランとバーは浴衣不可のため、入浴は夕食後にゆっくりすることに。
荷物を置いて落ち着いたらリゾートルームに集合です。
* * * * *
リゾートルーム
こちらでは17時30分まで軽食とドリンク(アルコールもあり)を自由に楽しめます。
かなり広いです。
近年増えつつあるオールインクルーシブ型ホテル。
いくつか訪れてみましたが、人気の(混雑する)スペースが広いというのは、ホテルのグレードの高さに比例するかと。
(宿泊費にも比例するのは言うまでもありません)
ワークスペースや卓球台もあり
安宿から高級ホテルまで楽しむのが十和田流。
今夜は一杯やりながら久々に家族での会話が弾みます。
義父「暫く飲まなかったんだけど、もうそろそろ終わりが近いのかと思ってね。最近は自分で加減しながら飲んでいるんだよ」
私「お義父さん、そうおっしゃる人ほどなかなかお逝きになられませんよ」
義父「ハハハ。まぁ私はもう充分生きたからね、最期は苦しまない方法で頼みますよ。検体提供はしたいと思うんで、自分で申込んでおくからね。後は特に思い残すことはないよ。皆さん元気で仲良くやって下さい」
義父は中卒だ。そしてバツイチの後に義母と一緒になった。
人には言えない苦労をたくさんしただろう。しかし老後になってそうした言葉を言える人は少ないのではないだろうか?
私も老後はかくありたいと思う。
義母わん「私はシツケ糸が付いたままの一張羅を着ないことにはまだまだ逝けないわぁ~」
私「お義母さんが124歳になったとき、私は100歳ですから、私の介護をお願いします」
義母わん「何で私があなたの面倒見るのよー!逆でしょ!」
私「この先何が起こるか分からないんですよwww」
顔を合わせる機会がなかなかない家族。普段できない話で盛り上がります。
* * * * *
レストラン WAVE
時間が来たのでホテル内のレストランへ。
せっかくなのでグレードUPメニューに変更して頂きました。
どれも少しの量ですが、普段口にしない味付けや新鮮な地元食材に舌鼓。
目にも楽しめ、義母わんのワインも進みます。
とても美味しく、気付けば食べ過ぎ&飲み過ぎてしまいました。
この後は個室の露天風呂にて秋の夜をまったり…。
* * * * *
高原で迎える朝
翌日も朝から絶好調の天気。
(イコナヒメ様、ありがとうございます)
水盆テラスの通路を渡り…
大浴場へ向かいます。
朝のONSEN深湯露天。インフィニティの湯舟が景色と一体化。
貸切り状態で雄大な眺めを独り占めしながら、思わずご来光を拝んでしまいました。
湯上りスペースでリラックス。
ホテル内はこのほかスパやスポーツジムもあり。
* * * * *
朝ご飯
昨晩と同じレストランで朝食を頂きます。
義母わん「あらやだ、朝からこんなに食べられるかしら?」
メインディッシュは3種の卵料理の中から選べます。
何だかんだで朝もしっかり食べてしまいました。
(美味しいパンが全部食べられなかったのが残念)
食後に素敵な中庭を散策。
出入口に貸出用のブランケットとタオルあり。
噴水奥のテーブル席は足湯になっています。
チェックアウトは11時ですが、早目に準備ができたので10時30分頃に出ることに。
義母わん「もっといたいわぁ~。でも楽しかった~」
最後にロビーからの眺望を目に焼付けます。
ホテルをお楽しみ頂けて何よりでした。
では本日もレンタカーの旅に参りましょう。
* * * * *
浄蓮の滝
ループ橋を経て…
浄蓮の滝に到着。
義母わん「お父さん、この像と同じポーズして下さいよ」
義父「恥ずかしいから、君がやんなさいよ」
石段をゆっくり下って、滝に到着。
義母わん「このワサビ、どうやって収穫するのかしら?」
私「中に入って、でしょうねぇ」
義母わん「へーーーー!!」
* * * * *
桂橋
私「お義父さんが高倉健で、お義母さんが冨司純子ですよ」
義母わん「いやっだ~、古~い」
義父「ハハハハハ」
修善寺
私「はい、2人並んでー」
義母わん「んもぅお父さんと並んで撮るのばっかり、恥ずかしいわよ~(笑)」
ちょうどお庭(修禅寺庭園)が秋の特別公開中。入園料は大人¥200。
着物姿の女性もチラホラ。
私「お義母さんもお着物で来てたらもっといっぱい写真を撮りましたのにね~」
義母わん「えー!ここまで着物持って来るのー?無理無理」
彼女はいつ着物を着るのだろう?
* * * * *
踊り子号で帰途
伊豆急伊東駅で予定通りレンタカーを返却し、帰途に。
義母わん「とっても面白かったねー。写真もいっぱい撮れたし。ところで来年はどこにするー?」
私「(ギクッ!)お義母さん、来年は是非、お着物で」
義母わん「えー!?旅行で着なきゃダメ?」
私「だっていつ着るんですかー?」
家族全員、大満足の秋の旅。
これにて、めでたし、めでたし。