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水無月…豆腐

この週末は大雨の予報の地域も多いとか。お住まいの地域はいかがでしょうか。

今日6月30日は夏越の祓(なごしのはらえ)です。行事にちなんだことをなさった方はいらっしゃるでしょうか。和菓子屋さんでは水無月という氷を模したと言われるお菓子がこの時期出回ります。京都の高島屋さんに置いていたチラシには何と27ものお店の水無月が紹介されており、驚きました。

昨年お菓子の水無月を紹介したこともあり、今年は同じような形をした水無月豆腐のお椀を作ってみたので、この写真を載せてみました。「懐石入門」(髙橋英一)を参考に作ってみたもので、胡麻豆腐で水無月を、吸い口の青柚子で茅の輪を表しているとか。青みは小さい種類のオクラ、吸い地にはジュンサイも入っています。季節感たっぷりですね。

本では小豆はもっとまばらだったのですが、お菓子のイメージがあったので、多めに載せてしまいました。レシピには小豆を胡麻豆腐にしっかり押し込むようにというようなアドバイスが書いていたのですが、押し込み方が甘く、盛り付けていると吸い地に流されてしまった小豆もあり、要改善です。これは夕食の一品だったので、ちょっと大雑把でしたが、水無月も器に合わせてもう少し小さめがよいですね・・・・。

余ったものは、出来立てにこだわらず次の日にただの胡麻豆腐としていただいたのですが、これはこれで美味しかったです。

いくつかの本でレシピを見ていたのですが、水無月豆腐は、胡麻豆腐でなく、豆腐と魚のすり身を合わせたものなどもあり、和菓子の水無月の形のようになっていればよしなのかな、と解釈しました。

今年はこの椀で厄払いになるか、と和菓子の水無月には手を出さず。というか、最近和菓子の水無月は少し大きく感じるのですよね。あったらぺろっと食べるのでしょうが、今年は買うのを思いとどまりました。

夏越ごはんといって、雑穀ごはんの上に茅の輪にちなんだ丸い食材を載せた「行事食」を楽しむ方も最近はいらっしゃるとか。丸い食材は丸く揚げたかき揚げなどでもいいようです。何にせよ、半年の疲れを落とし、暑い夏に向かって体力をつけましょう。

残り半年もよいものとなりますように!


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