筆休め②
さて恒例になりつつある筆休め、3作品ごと回顧していく感じです。
最初の3作品と比べて比較的軽い文体だったと思う。
それは少しだけ意識したのもあるし、軽い方が読まれると思ったから(笑)
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【悩み】
これは「悩みがないことが悩みです。」とのたまう友人から着想しました。
結構こういう事をいう人いませんか?
それ、ホントか?強がってない?人間って悩む生き物でしょ?
どんなに些細な悩みってひとつくらいはあるだろうよ、って思っていて、
そういう人ほど闇を抱えてたり、急に爆発したりするんですよ。
私は悩みって液体だと思っているんですね。
それを受け止める器ってのがあって、そこに悩みが貯まっていって、
表面張力働いてギリギリとどまって、器から溢れたら爆発するみたいな。
精神的に不安定なときは器がグラグラ揺れてて、
少しの不安だけで、器から飛び出しそうになる。
「悩みがないことが悩みです。」って言ってる人はある意味賢い人で、
自分の持つ『悩みを貯める器』の容積が小さいことを潜在的に知ってる。
だから悩みが器に注がれる前に、直感で捌いて解決する。
こういう人なんじゃないかってのが僕の考え。
ちなみに私はその『器』は小さいタイプです。
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【隣の客】
これは実際の話をベースにして書きました。
居酒屋でベロンベロンに酔っ払った同級生が、
「カウンター席は前からも後ろからも人に見られてる気がして苦手。」と言い始めたんですね。
「じゃあ『隣の客はよく柿食う客だ』って早口言葉どう思う?」と聞いたら、
「知らない人が何食べてるか興味ないし、何食べてるか見てくんなって思う!」と。
そんな彼が隣の席に運ばれてきたデザートを見て、
「あれなんだろ?俺も食べたいわ。」と言いやがった(笑)
数分前の自分の発言忘れたのか?
お前も隣の客の頼んだもの見てるじゃねぇか!ってね。
ちなみにそのデザートである抹茶くず餅を食べたら、
「アイスが正解だったなぁ」とほざいてました(笑)
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【勘違い】
これは中学生の時に私自身が『月極駐車場』を何と読むのか疑問に思ってたんですね。
んで『ツギギメ』と読むことはわかったが『ツギギメ』なんて言葉聞いたこともなかったから、混乱したという史実から着想を得ました。
でも実際に『月極駐車場』を正しく読めない人や、経営者が月極さんだと勘違いしている人もいるそうですね。
『吉本興業』とか『住友不動産』とか『ヤマダ電機』とか、
頭につくのは会社の祖や経営の名前が多いから、
『月極駐車場』も月極さんが経営している駐車場と見ても不思議ではないかと。
まぁそもそも【月極】なんて名字聞いたこともないし、駐車場の冠以外で見たことも聞いたこともないんですけどね。
ちなみに登場人物にわざわざ名前を付けたのには理由がありまして…
【勘違い】はシリーズ化予定です(笑)
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