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Vol.1:まずは自己紹介(前編)

皆様こんにちは、あるいはこんばんは、みじんこきなこです。

新サービスCoWaASを始めるまでのよもやま話を連載するマガジン、「私がCoWaASというWebサービスを公開するまで

いろいろ何を書こうか迷いましたが、何よりまずはどんな人がこんな記事やシステムを作っているのかを知ってもらうため、第一回は改めて私の自己紹介を書いていきたいと思います。

なお、今の会社の人には経歴オープンだけど、二度と関わりたくない過去の関りもあるのである程度ぼかします。


みじんこきなこの大まかな軌跡(前編)

最近はみじんこきなこに統一しつつありますが、パソコンが「ピーガガー…ピコンピコンピコン」と鳴きながらインターネットに接続し、画像を表示すると上から印刷するようにゆっくり表示するような時代からインターネットに生息しているので、いろいろなハンドルネームを持っています。

要は「インターネット老人会の人」だと思っていただければいいかな?と思います。

モデムはわかるけど音響カプラはちょっとっていう世代。
大枠はNoteのクリエイター紹介の内容が大体なんですが、この記事ではもう少し詳しく書きます。

大まかにはここに書いた通り

大学時代

とある田舎の公立大学の、情報工学系の学部出身です。

出身の研究室は、何年か前に機械学習に関する論文発表数で世界ランキング30位以内にのっていましたが、在学当時は機械学習がメジャーになる前、それこそ砂時計型NNとかが研究されていた時代で、それほど注目されていませんでした。

ニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズム、アントコロニー最適化とか、そういう生物のふるまいを計算機上で再現して複雑な問題を解くというアプローチにロマンを感じて、結構楽しく(?)やっていました。

まぁ、専攻は移動体通信のマルコフモデルを使った性能向上でしたが・・・

大学時代の技術スタックはというと

  • UNIX

  • C/C++

  • Java

  • HTML/CSS

あとは、音声処理、画像処理、各種ヒューリスティックアルゴリズム、TCP/IP、LAMPその他、今でもここで勉強した知識が生きています。

そして関東で社会人へ(一社目)

そんな大学を卒業していざ就職しようとしたところ、時はリーマンショック不況、それまで大卒の初任給が額面25~30だったIT業界も、18~23くらいになっちゃった時代です。

本当は地元で就職したかった私ですが、最初の結婚も控え、やむなく関東で就職活動。当時機械学習はまだ実用性もないよくわからない分野でしたから、移動体通信の研究実績を生かして、とある大きなグループ傘下の通信系メーカーに、組み込みエンジニアとして就職します。

ここで言われた言葉で最もインパクトがあったのはやはり、
「プログラムがおかしいところあっても動いていれば問題ないから何も言わないように」でしょうか。
当時は内心滅茶苦茶憤りつつ、それを言った人との怒鳴りあいもしたけど、金言だったなと今は思います。
どの会社でもまぁ、大なり小なりそういう文化ではありますし、同時に技術者としての心構えの反面教師的な意味でも。

ここでの新しい技術スタックはというと

  • C++/CLI

  • VBA

  • SVN

  • アセンブラ(日立系マイコン)

  • 組み込みLinux

  • インサーキットエミュレータ(ICE)

  • 電子回路設計

  • 物理層~のネットワークコントローラのプログラム一通り

あとこの辺りは勉強がてら、自宅ではEsenthel Engine でゲームを試作したり、Android2.0のリファレンス日本語化ユーザーグループに参加して活動したりもしていました。

最初の勤め先は、そもそも情報工学系卒が私しかおらず、IT分野のエンジニアというがそもそも少人数だったこともあり、何でもやらなければいけない代わりに結構充実していました。
が、ここで東日本大震災が起こります。
前年にリーマンショックのあおりで人員の整理があって、自分の前途が不安だったこと、当時の妻が震災で地元への帰郷を強く望んだことから、転職を決心します。

地元の組み込み企業へ(二社目)

二社目の勤め先は、関東に本社を置く企業の地元の事業所でした。

ここは正直あまり思い出したくないなぁという想いが強い勤め先でした。
MicrosoftのAPIにただ違う関数名と括弧開き括弧閉じでラップしただけの自社SDKだったり、10万行もある1関数をあちこちで使うとんでもないソースコードのメンテナンスだったり、表示文字列2万か所×13か国語をエクセルから手作業コピペで置き換えたり等々

嫌なこともあったし、端的に技術的になんの学びもない企業でした。

それでも、現状を変えようとした結果

  • C++/MFC

  • xUnit

  • Felica/NFCなどの扱い

  • Git

  • VMwareなどの仮想化技術

等々いろいろ自分なりに調べ勉強し提案して一つも身にならなかった苦いキャリアでした。

中締め(?)

今回は、「私がCoWaASというWebサービスを公開するまでというマガジンをこれから書いていくにあたり、みじんこきなこがどんな技術や背景を持っているのか知っていただくための自己紹介前編としました。

全部一気に書けるかなーと思ったのですが、割と思い出すと気持ちが沈む経験とか、技術スタックを列挙すると長くなるという問題があるので、前後編に分けることにしました。

次回は、「入院」「離婚」「借金」「再起」というキーワードが入った重めの内容になりますが、もしよろしければお付き合いください。

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