ランディフ

歪んだ考えを拡張するメモ。 いつからか一人になった、そう超越思考によって。 部分的な参…

ランディフ

歪んだ考えを拡張するメモ。 いつからか一人になった、そう超越思考によって。 部分的な参考人物 : 島田紳助、太田光、関根勤、ハンナ・アーレント、J. P. サルトル、アルフレッド・アドラー、松本大、堀江貴文、ひろゆき、濱口秀司

マガジン

最近の記事

スタバの裏ミッションに関する一考察

みなさんスターバックス、通称スタバって行かれます? 私は東京の新宿区に住んでいるんですが、本当にあちこちにあって、私は常に素通りしているんですが、人が並んでいない店舗を見たことがないくらい人がウジャウジャしていますよね。 (ちなみに私は人生で4回くらいしか行ったことないです。1人では1回も行ったことがなく、人との待ち合わせとかで使ってます。相手の希望で。) で、ふと考えたんですよ。 「スタバは『サードプレイス』って謳っているけど、本当はそれ以外の価値とミッションがある

    • 情報共有は、個人スキルと組織アビリティだから!

      スタートアップにおいては、というか、会社組織においては、自分とはほぼ独立したところで文脈が発生している。それはコントロールできない。それをブツブツ言うんじゃなくて、まずは真正面から捉えたい。無知の知。諸行無常。万物流転。 少人数組織が、フラットとか距離が近いとか情報が見えやすいとかあるけど、単純にそれって発生している文脈がメチャクチャ狭いからほぼ全部見えているだけで、情報のコントロールができているとか情報共有ができているとかっていう、自分や自分たちのスキルやアビリティとして

      • 2023年の勝手にテクノロジー予想③

        <コトを起こすために使われるプロと、これまでの延長線的に使われるプロの2極化> 現在のリテラシーを維持するだけか延長するだけのプロの価値の低下します。 例えば、freeeやマネーフォワードといった会社の提供しているプロダクト群やサービス群、そしてメディア・コンテンツ群やテンプレート群によって、既に私のような会社を作ったことがない人でもスムーズに法務手続きに必要な書類を作ったりといったことをおこなうハードルが下がっています。 これはAIとかは関係なく既にこの10年くらいで

        • 2023年の勝手にテクノロジー予想②

          <AIで遊ぶ人とそうでない人の2極化> まだ、自分で使用しようとしないとAIに触れる機会は少ないのが現状だと思います。 ただ、自分の行動、自分の周りの少数の人の行動とは関係なく勝手に走り出して構築される、いわゆる外部環境の変化として、2022年はChatGPTというツールが急速に使われ出しました。 具体的には、リリースからたったの5日間で100万人のユーザーに使われたツールとなり、特にTwitter界隈では話題になりましたね。 そこで見渡してみてください。自分含め。

        スタバの裏ミッションに関する一考察

        マガジン

        • 山口揚平
          7本

        記事

          2023年の勝手にテクノロジー予想①

          <動的インタラクションと静的コンテンツとのバランス見直し> SNS投稿は投稿された瞬間に流れていき、インタラクションのリアルタイム性が無いです。本やブログなどコンテンツも同様で、書いて文字やイラストなどで世に放たれた瞬間に古い情報として消費されていきます。 では動的インタラクションの例としてはどんなものがあるでしょうか? 例えば以前流行ったものとしてはClubhouseがあり、このLinkedInプラットフォームにおいてはLinkedin LiveというClubhous

          2023年の勝手にテクノロジー予想①

          FTX破綻について

          先日、FTXが、日本で言うところの民事再生法に相当するものへの適応を申請し、後任に指名されたジョン・J ・レイ氏というエンロンにおいても清算手続きを指導した人に引き継がれたとのことです。 FXT破綻、いや、FTX事件と言ってもいいことをザックリまとめると下記です。 ・FTX自体は世界No.2の暗号資産取引所として運営されてきた。 ・Alameda ResearchというFTXの代表の保有会社は、自己勘定トレーディングをする投資会社としての割合が大きかった。 ・Alameda

          FTX破綻について

          金銭的なダウンサイドリスクを減らす制度設計

          スタートアップ、特にIPOを目指す会社さんと日々お付き合いさせていただいていますが、ここ数年でのトピックとして、 ・信託型ストックオプション (以下、信託SO) の導入を検討する企業さんも増えている実感があります。 現に、Valuationzのサイトによると、信託SOを導入した状態で上場する企業も年々増えていることがわかります。 https://lnkd.in/gugdzijF 私のいるM&Aクラウドにおいて買い手企業として掲載いただいている、スーパーマーケット、ドラ

          金銭的なダウンサイドリスクを減らす制度設計

          複雑性と付き合う🤲

          不確実性が高い時代だ、VUCAの時代だ、云々と言われてますけど、その原因を正面から述べている文献とかって結構無いものですね。 ※VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取ったコトバ。 現在・現代が過去と比較して相対的に不確実性が高い時代だとして、その原因について考えてみると、自分の認識した範囲では下記なのかなと思いました。 ①情報と人間が増えた。 ②情報と人間が

          複雑性と付き合う🤲

          CFOとかPdMとかのインフレについての一考察

          今は自身はスタートアップと一般的に言われるような企業にいて、且つ、M&AアドバイザーとしてスタートアップのM&Aや資金調達について関与する機会をもらっている。 で、ここ2年位は特に、スタートアップ界隈を中心に、CFOとかPdMに求められる要素と難易度がかなり上がってきている印象。 背景としては、営利企業に期待される役割が社会的に広がったこと、具体的には、 ・ SDGsとかそこらへんのヘンテコリンな指標が要素として増えたこと ・要素自体(例えば、ITベンダーツールで技術的

          CFOとかPdMとかのインフレについての一考察

          戦争と、不確実性と、ティール組織

          はじめに最近、『戦争という仕事』という本を読んでいる。 1ページ1ページの内容が、日々の我々の活動、仕事、姿勢と、世の中とのつながりに関する示唆に富んでいて、自分がどの対象に対して、なぜ、どのように働きかけるか、ということに関して考えさせることが多い。 今回は、この本のなかのある文章の引用をベースとして、世の中一般の「不確実性」に関する見方、そして、それらと「ティール組織」とを結びつけ、私も仲間とともに実践しているティール組織に関する、1つの論理的な帰結(ティール組織が、

          戦争と、不確実性と、ティール組織

          人に求める条件と性悪説

          よく例に出されるものとして、自分の性的指向に応じた相手に求める条件というものがある。 伝統的には(もしくは今も多くの場合?)、へトロセクシャルな女性が男性に対して、3H(高身長、高学歴、高収入)を条件として恋愛・結婚したいような相手に求めるというものが、おそらく最近までは例としてよく出されていたと思う。(本当かどうかは知らない。誰か教えてくれ。) では、どうして相手に条件を求めるのか? もちろんだれでも良いわけではないだろうが、なぜ、フィルターをくぐった人間としてか、一

          人に求める条件と性悪説

          本を買うかどうか ~読む時間を考えているか~

          本屋とかブックオフとかで本を見て回ってパラパラ見ていて、最終的に所有するかどうかの判断のときに、「所有したいか」「価格はいくらか」ということを検討することはよくあると思う。 というか上記2つの検討が最初にあってほとんどの判断が決まっているのではないか。 最終的にその本を買って帰っても、その本を読むとは限らない。これは、買ったら満足した、という感覚であったり、本棚に並べてあるから自分の血肉になって満足した、という感覚(錯覚)をもって終わることも多いだろう。(自分も結構これが

          本を買うかどうか ~読む時間を考えているか~

          時間をお金で買う

          経営者や株主は、時間をお金で買う。 労働者は、お金を時間で買う。 この2つが資本主義における企業内の活動の本質だ。 多くの労働者が経営者(や株主)に敵対意識を持っているらしいが、自分からお金を得るために労働を投入するというポジショニングをとっているのに、調達も含めれば実質的に無制限にあったり価値が伸縮するお金を握っているポジションである経営者(や株主)に対して敵対意識を持つのはお金のリテラシーが低すぎないか。 それでいて、労働者は一般的な消費を様々な場面でしている。お

          時間をお金で買う

          集中の種類

          集中には3つ以上の種類があるのでは考えた。 自分が考えた範囲では、3つが思い当たったのでそれを紹介する。 ①集中:作業型 →一人で単純に作業を片付ける。必要なのは時間と自分のみ。タスクが明確であればあるほど短時間でパッと済ませることができる。 ②集中:思考型 →思考そのものに集中して、周りの景色の変化をあまり捉えずに一人の世界にいる状態。日々(形式的に)忙しくしていると雑念や情報が常に自分に漂っているためこの状態に至るのは難しいため、散歩したり旅をしたりして自分に向

          自分が「キタ!」と思う瞬間

          自分にとって「キタ!」と感じる瞬間は2種類あることに気がついた。 2つの「ハマる」瞬間である。 ①:1つの「ハマる」は、パズルが(部分的にでも)完成するような、1つ1つの相互の関係が理解できて可視化できたときの理路整然とした秩序を見つけた瞬間。自然科学でいうところの法則を発見した瞬間というのはこんな感じだろうか。 ②:もう1つの「ハマる」は、簡単に言えば熱中している瞬間。熱中しているときは、自分が何をしている、例えばその瞬間に歩いていることとかカフェにいることとかサッカ

          自分が「キタ!」と思う瞬間

          Moneyballのビリー・ビーンについて

          Moneyballという2011年に出た映画が個人的には好きなので、その中でも主人公の1人のBilly Beane(ビリー・ビーン)について少し書きたい。 私が見た中での彼の特徴は以下の2つだ。 ・哀愁:もしプロにそのまま行かないで大学に行っていたらという心との対話。自分で自分の道を選んだことの結果を受け入れるしかないという人生の重さ。 ・負けるのが嫌いという軸が決まっていること:負けないためであれば手段を選ばないこと。負けないのであれば、これまでの歴史や感覚に頼った戦

          Moneyballのビリー・ビーンについて