ランブン雑談・ボドゲ編 その9 ゲームマーケット2020秋に初出展
閲覧ありがとうございます。ボドゲ工房Rのランブンと申します。
今回は2020年11月14日、15日に開催されましたゲームマーケット2020秋に出展してみての所感をまとめていきます。具体的には当日持って行ったモノや運搬状況、完成したブースの写真や当日の様子などを記事にしていきます。この記事の前提として、私は
初出展+一人サークル
なので決してレベルの高いブースを展開できたわけではありません。けれども、逆に言えば「この程度でも大丈夫なんだ」「一人でもここまでできるんだ」と思っていただけたら十分です。近年ゲームマーケットの参加者レベルは急激に向上しており、クオリティの高いブースが目立っています。そのような光景を見てしまうと出展の敷居は高くなってしまうと思いますが、そのような人でもこの記事を読んで、少しでも前向きに出展を考えていただけたら幸いです。
それでは本題に入ります。
持って行ったモノ
今回のゲームマーケットに持って行ったモノおよび不必要だったモノは以下の通りです。
・テーブルクロス(120cm×180cm)
・イーゼルスタンド×2脚
・ポスター×3枚(A3サイズ)
・カード立て×2枚(60mm×150mm)
・ホワイトボード&ペン【今回は未使用】
・アルコール消毒液【不要】
・チラシ×200枚【50~100枚で可】
・販売個数チェック表
・コイントレイ【今回は未使用】
・お釣り用紙幣&硬貨(2000円と2500円の作品を出すため)
【500円玉×10枚、1000円札×20枚、5000円札×3枚で十分】
・ガムテープ、養生テープ、セロハンテープ
・筆記用具+ハサミ+カッター
・出展者の手引き+カタログ+入館証+出展者確認カード
・出展する作品
そして、今回出展してみて以下のモノがあると良いと感じました。
・タブレット(ルール説明の動画を流すため)
・バインダー(販売個数チェックシートのため)
・作品を立体的に見せるための小道具(コルクボードなど)
・タペストリーおよびそれを立てる支柱
特にタブレットは動画を作成したなら確実に欲しいです。YouTubeやTwitterに動画を上げていたとしても当日観てもらうことは想像以上に難しいです。また、立体小道具は効果対比(値段、運搬の手間)を考えても非常に効率が良さそうと感じました。
タペストリーは値段も高く、支柱の運搬が大変であることを考えると効果対比はそこまで高くないと思いますが、高望みするなら欲しいといった感じです。
運搬状況
今回、私は全ての作品および必要なモノを当日運搬しました。その様子が以下の写真です。
持って行った作品数が多いということもありますが、もし作品を運送できるならした方が良いと感じました。それでも運搬するなら以下の点に気を付けると良いと思います。
・段ボールは横幅を小さめにする
公共機関を利用する、特にバスを利用するときに大きい段ボールだと入り口で引っ掛かります。多少箱の数が多くなってしまったとしても、横幅を小さくするようにすると良いです。
・公共機関の込み具合を調べておく
会場に行くまでの経路でいつもは使っていない経路、または時間帯があると当日混雑している可能性があります。ただでさえ移動しにくい状態なのに混みあった公共機関を利用すると非常に大変です。
ブースの状態
当日のブースの模様は以下の通りです。1日目と2日目で少し変更したのでその意図も書いておきます。なお、1日目は1時間程度、2日目は30分程度設営に時間がかかりました。この写真以上のことを行うならより多くの時間が必要になるので注意が必要です。
1日目の設営写真
2日目の設営写真
1日目は作品を手に取る前提で置いていましたが、そのような人が少なかったので触れない前提できれいに並べました。
また、値段のカードを後ろに下げ、より作品が見やすいようにしました。
『チキン・ラン』のポスターも急遽作成
お昼休み
今回のゲームマーケットは今までと異なり、休憩時間が存在しました。ただ、1時間なので昼食をとり馴染みのブースに顔を出しているだけで大体時間が終わってしまいます。なのでお昼ご飯は事前に買っておくと良いと思います。
なお、今回は私と売り子合計2人で出展しましたが、出展時間中に抜ける余裕はありませんでした。今回は入場入れ替え制をとったこともあり、小さなピークが何回も来るという状況だったため、私のような小さなサークルだとしても何だかんだ常に忙しい状態になります。買い物をしたり他のブースに顔を出したりすることを考えるなら合計3人は必要かと思います。逆にそれを考えなければ合計2人いれば十分ブースを運営できます。
考察と反省
今回出展してみていくつか分かったことがあったので、その考察と反省を列挙していきます。
・1日目と2日目で客層が異なった
【1日目の印象】
・40代前後の男性が多い
・ブースで説明を聞いてくれる人は若干少なめ
・説明後購入してくれる人が多い
【2日目の印象】
・20~30代で女性も多い
・ブースで説明を聞いてくれる人は若干多め
・購入後購入してくれる人が少ない
サークルによって感覚は異なるかもしれませんが、私は上記のように感じました。個人の感想としては、2日目の出展はコストパフォーマンスが低く人気サークルでないなら1日目のみの出展で十分だと思います。
・事前情報からブースに来た人が少なかった
今回、ルール説明の動画に力を入れ、noteやTwitter、YouTubeなどに展開しました。けれども、その効果を感じられるような購入者は本当に少なかったです。原因としては、展開できた場が局所でありゲームマーケットに来る多くの人々までは届かなかったことが考えられます。次回からはWEBなどを利用し、より広告に力を入れたいと思います。
ただ、逆に広告が上手くいかなかった割にはブースに人が来てくれたと言えます。私のイメージではゲームマーケットは事前の広告で9割決まるものだったのでこれは意外でした。また、今回購入してくださった方々はブースで説明を受けてから購入しているので、満足していただける可能性は高まったと考えています。また、作品説明の練習を行っていかなかったのですが、作品の特徴をnoteにまとめているおかげかその点については全く問題が無かったのは良かったと思います。しかし、慣れていないならカンペは用意した方が良いかもしれません。
・2~4人プレイゲームの需要が高い
ゲームマーケットに来る人々は、家でボードゲームを楽しむという人が多いようです。そのため少人数でできるゲームが好まれる傾向が強く、今回はその点で非常に苦しみました。(『チキン・ラン』は4~7人、『B級映画制作委員会』は3~6人)次回の出展作品も4~8人で需要と合っていないのですが、その次は本気で2人プレイゲームを作ろうと思うほどにはその需要の高さを感じました。
まとめ
今回の記事の大切な部分をまとめると以下の通りです。
・動画があるならタブレット必須
・作品はできる限り運送すべき
・ブースは遠くからでも目立つよう立体を意識する
・お昼ご飯は購入しておく
・広告はWEBを活用する
・作品の説明は練習しておく
・少人数でプレイできるゲームの需要が高い
もちろん私自身が初出展なので、以上のことを気を付けてどの程度効果があるかは分かりませんが、参考程度にはなると思います。
最後に
色々書きましたが、今回のゲームマーケット出展は非常に楽しかったです。もちろん大変な面も多くありましたが、自身の作った作品が購入されていくのを見ると本当に嬉しいです。もし、少しでも作品を世に出したいという気持ちがあるなら出展することをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事を読んで少しでも出展する人が増えたら幸いに思います。
『チキン・ラン』
多人数短時間(4~7人、20分)、自由な交渉とシンプルな数比べ
キャッチコピーは「―破産か、罵倒か―」
【紹介動画(YouTube) URL】
https://youtu.be/1C1C3qeQsl8
『B級映画制作委員会』
多人数軽量級(3~6人、10分)、リレー式大喜利ゲーム
キャッチコピーは「限られた予算と時間の中で『俺達の最高傑作』を作れ!」
【紹介動画(YouTube) URL】
https://youtu.be/m1iDNyYKa1w
ゲームマーケット2021春
『Mole in the Cult』出展予定
旧名:カルトとモグラ
多人数中量級(4~8人、60分)、じっくり遊べる正体隠匿系ゲーム
キャッチコピーは「裏切者には粛清を」
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