『SYMBOL PALLET』ルール説明
〇はじめに
この度、『SYMBOL PALLET』を遊んでいただき、誠にありがとうございます。
このゲームは、色の法則を利用したタイル配置系陣取りゲームです。タイルの配置と手札の補充を駆使して、自身の陣地を広げていくのがゲームの目的です。
タイルによる盤面の美しさと濃厚な頭脳戦を是非とも堪能してください。
内容物
【タイル】
〇 赤・青・黄・紫・緑・橙:各8枚 計48枚
〇 白・黒 :各6枚 計12枚
合計60枚
【チップ】
〇 赤・青・黄・緑 :各2枚 合計 8枚
〇初心者用ルール
このゲームを遊ぶ際、色の法則を覚えるまでは、
〇全ての白:6枚 〇全ての黒:6枚
〇各色の寒暖タイル:8枚(うち1枚が白、1枚が黒)
計18枚をゲームから取り除くことをおすすめします。
〇ゲームの流れ
ゲームの進行は以下の通り。
・ゲームの準備:山札、手札、場、チップを準備
・チップの配置:チップの初期位置を決定
・タイルの配置:手番を繰り返し、タイルを配置
ゲームの終了
・勝者の決定:チップとタイルの配置により勝者を決定
〇ゲームの準備
ゲームを始める前に以下を行う。
・タイル60枚(初心者用ルールでは42枚)を混ぜる。
それを裏向きにして山札とする。(山札の数はいくつでも可)
・各プレイヤーは同色のチップ2枚を手元に置く。
それを自身のチップとする。
・スタートプレイヤー(以下スタP)を決定する。
・山札の上からタイルを9枚取る。
それを一辺が3枚の正方形となるように表向きに隣接して並べる。これを場とする。(場の周りは場所を空けておく)
・各プレイヤーは山札からタイルを3枚ずつ取る。
それを手札とする。
※手札は取ったプレイヤーだけが確認する。
※ゲーム開始時、捨て場には何も置かない。
〇チップの配置
※以下をスタPの右隣りのプレイヤーから反時計回りで行う。
各プレイヤーは自身のチップを1枚ずつ場の任意のタイル1枚の上に置く。これを全てのプレイヤーが自身のチップを2枚場に置くまで行う。
※ただし、すでにチップが置かれているタイルには、新たにチップを置くことができない。
≪タイルの所有≫
自身のチップが場のタイルの上に置かれている時、そのタイルを所有していると定義する。また、そのタイルが他のタイルの上に置かれている時、下のタイルも所有しているものとして扱う。(その下のタイルも所有しているものとする。)
〇タイルの配置
※手番はスタPから時計回りとする。
手番のプレイヤーは次のA、Bどちらかを選択して行う。
これを3回繰り返す。
A:山札の上からタイルを2枚取る。
それを手札に加える。
B:自身のチップを1枚選択する。
≪タイルの置き方≫(説明書裏面)に従い、手札または捨て場からタイルを1枚選択して場に置く。
その後、選択したチップを場に置いたタイルの上に移動しても良い。
上記を行ったら手番を次のプレイヤーに移す。ただし、手札のタイルが4枚以上ある場合は、手札が3枚になるようにタイルを捨て場に表向きで置く。
〇ゲームの終了
〇タイルの配置 を行い、山札が無くなった状態でスタPの右隣りのプレイヤーの手番が終了した時点でゲーム終了。ただし、捨て場にタイルがある場合はもう1周だけ各プレイヤーは手番を行う。
※山札が無い場合のみ、プレイヤーは手番を任意の
タイミングでパスすることができる。
〇勝者の決定
「自身のチップが所有しているタイル」の一番下のタイルの枚数(チップ2枚の合計)が最も多いプレイヤーが勝者となる。ただし、タイル枚数を合計する際、その枚数は自身のチップによって重複しない。同数の場合はスタPの右隣りのプレイヤーから反時計回りに勝者を決定する。
〇ゲームの注意点
・プレイする際は、色を認識する必要があります。
・ゲーム中に使用する色の定義は、色材の三原則(例:絵の具)を基本としていますが、一部事実とは異なる部分が存在します。
〇よくある質問
Q1:自分の手番をパスすることはできますか。
A1:原則パスはできません。
Q2:タイル3枚の上にタイルが置かれている状況で、
タイルの下にタイルを置く(差し込む)ことは
できますか。
A2:できません。
≪タイルの置き方≫
タイルは以下のどちらかのルールに則って場に置く。
①「選択したチップが所有しているタイル」に隣接して置く。
※辺が一致するように置く。
※他のタイルの上に置くことはできない。
②「選択したチップが所有しているタイル」を含む2枚以上のタイルの上に置く。ただし、
・置くタイルと下のタイルの辺が平行、または直角
・置くタイルの中心と、下のタイルの角または辺の中間がちょうど重なる。
・下のタイルの面積がタイルの面積の3/4以上
・置くタイルに記された≪記号の条件≫を満たす
の4つ全てを満たしていなければならない。
②では、他のプレイヤーのチップが置かれているタイルの上にも置くことができる。(チップは置いたままにする)
ただし、「他のプレイヤーのチップが置かれているタイル」が完全に埋まってしまった場合、そのチップを「他のチップが置かれていないタイル」の上に移動する。
※移動先はタイルを置いたプレイヤーが選択する。
≪記号の条件≫
タイルには以下のいずれかの記号が記されており、それがタイルを置く条件を表している。
※同色、補色、三組、寒暖タイルは下のタイルのみ参照する。
(置くタイルの色は参照しない。)
※加減タイルは置くタイル自身の色を参照する。
(置くタイルと下のタイルの両方を参照する。)
同色タイル:下のタイルが2枚以上かつ全て同じ色
補色タイル:下のタイルが2色のみかつその2色が同数
かつそれらが補色関係➡≪色の定義≫参照
三組タイル:下のタイルがちょうど 赤・青・黄 3枚のみ
または 紫・緑・橙 3枚のみ
寒暖タイル:下のタイルがちょうど
赤・黄・橙・白 4枚のみ
または 青・紫・緑・黒 4枚のみ
加減タイル:下のタイルの色を足し引きし、置くタイルの
色と一致する➡≪色の定義≫参照
≪色の定義≫
補色タイル、加減タイルを他のタイルの上に置くときは、以下のルールに従って置く。
補色タイル:以下の組み合わせを補色関係と定義する
加減タイル:足し引きを行う際は、以下の式を適応する
≪色相環および色の関係性まとめ≫
以下の図は『SYMBOL PALLET』における色の定義を図にまとめたものである。
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