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ボドゲ工房R出展作品1『B級映画制作委員会』

閲覧ありがとうございます。ボドゲ工房Rのランブンと申します。

このシリーズでは、ボドゲ工房Rが実際に出展している(または近日出展予定)作品の紹介を贔屓マシマシで紹介していきます。自画自賛の多い記事ですが、是非とも購入の参考にしていただけたらと思います。
では本題に入ります。


作品概要

ゲーム概要
・協力型(?)大喜利系ゲーム
・3~6人プレイ、プレイ時間10分

【ルール説明動画URL(YouTube)】
https://youtu.be/m1iDNyYKa1w

出展概要
・ゲームマーケット2020秋 11/14(土)、15(日)
・イベント価格 2000円


イイトコその1 充実したイラスト

まず、皆様に見ていただきたいのはカードイラスト。大喜利系ゲーム、特にイラスト主体のゲームでは当然そのクオリティが重要になるが……

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良い……非常に良い……。
『B級映画制作委員会』はトランプとほぼ同じ内容量というコンパクトな作品であるが、イラスト数が40点以上と非常に多いのが特徴だ。その量と質を考えると、正直イラストだけでも元が取れる。
なお、イラストは夜夜中氏(Twitter:@n_yoruyo)に依頼して描いていただいた。


イイトコその2 敗者が目立ちにくい「独断と偏見システム」を採用

さて、『B級映画制作委員会』のイイトコその2の解説をする前に、大喜利系ゲームに対する私の考えを述べさせていただく。
私は”大喜利系ゲーム”というのは「お題に対し面白おかしく解答することを楽しむもの」と捉えている。そして同時に、それ以外の要素はあくまでおまけであり、この優先順位が覆ることは無いと考えている。すなわち、――世間が言えないから俺が代わりに言ってやる――大喜利系ゲームにゲーム性(競技性)など必要ない。つまり、大喜利の回答に対し投票を行い公平性を担保したり、回数を重ねることで実力が結果に反映されやすくしたりすることはそれほど重要ではないということである。当然、ゲーム性を求めること自体は悪いことではないが、大喜利系ゲームで重要である(と私が考える)
・テンポ感(グダグダにならない)
・スベった時に目立たない
・負けてもストレスを感じにくい
を犠牲にしてまで優先することではないのである。

前置きが長くなったが、『B級映画制作委員会』では上記のことを念頭に置き制作を行い、最終的に「独断と偏見システム:一人のプレイヤー(評論家)が自身の判断のみで勝者を決定するというルール」を採用することとした。このシステムを採用することにより

・選ばれなかった時の敗北感の軽減
(勝者が評論家の理不尽によって決定するため)
・敗者が目立ちにくい
(勝利者が一人の票かつ一人のみ決定されるため)
・圧倒的テンポ感
(このシステムによりゲームのスパンを短くできているため)

というメリットを実現している。もちろん、勝敗がたった一人のプレイヤーの意思によって決定するため競技性は著しく低下したが、上記のメリットはそのデメリットを大きく上回っていると言えるであろう。


イイトコその3 ”全員で一つのゲームをやっている感”が異常

大喜利系ゲームは「一つのお題に対し個人で答える」という性質上、ソロプレイ感の強いゲームになりがちだ。だが、せっかく皆でボードゲームをやっているのだから、皆でやる意味が欲しいものである。『B級映画制作委員会』ではその点に目を付け「お題に対し皆で協力しながら回答する」というシステムを採用することにした。いわば互いに干渉しあう大喜利であり、ソロプレイ感がまるでない。自身の回答は常に他のプレイヤーから影響を受けたものであり、そこに集まったメンバーでしか再現できない回答が生まれるのである。反面、ゲームの難易度は上がっているが、イイトコその2でも既述したようにストレスを感じにくい工夫を施しているため存分に干渉しあう大喜利の醍醐味を味わうことができることだろう。


イイトコその4 コンパクトだから持ち運びに便利

イイトコその1で述べたように『B級映画制作委員会』はトランプと同じ物量なので、持ち運びには非常に便利である。プレイ時間も短いため、ボードゲーム会だけではなく様々な場面で遊んでいただけるはずだ。

大喜利系ゲームは意外とその物量が多くなりやすい。それは大喜利というゲームを大量の「お題カード」と「回答カード」によって成立させているからである。たくさんの「お題」がなければ何回も遊ぶことができないし、適量の「回答カード」が無ければ回答に縛りが無くなったり、逆に毎回同じような回答しかできなくなってしまったりしてしまうのがその理由だ。けれども、『B級映画制作委員会』には「お題」が一つ(映画を完成させる)しかない。そのため超単純に考えれば必要カード枚数が半分であり、実際トランプと同じ枚数でゲームを成立させている。読者の中には「お題が一つしかないのに何回も遊べるのか?」と疑問に思う方もいるかもしれないがそれは心配には及ばない。何故なら、『B級映画制作委員会』が互いに干渉しある大喜利であるからである。

これは周知の事実であるが、ボードゲーマーのカバンは重い。そんな中”ついでに一つ”持っていくのにこの『B級映画制作委員会』は非常に優れているのである。


最後に

今回は『B級映画制作委員会』のいいところについて書かせていただきました。冒頭でも述べたように利点を強調して記事にしていますが、『B級映画制作委員会』が既存の作品とどのような点で異なっているのかについては良く理解していただけたと思います。大喜利系ゲームはどうしても似たり寄ったりの内容になってしまいがちですが、そんな中でもしっかりと差異を意識して制作を行っているということを知っていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。これからも作品を世に出していきたいと考えていますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

ゲームマーケット2020秋
『チキン・ラン』出展決定
多人数短時間(4~7人、20分)、自由な交渉とシンプルな数比べ
キャッチコピーは「―破産か、罵倒か―」
【紹介動画(YouTube) URL】
https://youtu.be/1C1C3qeQsl8
ゲームマーケット2020秋
『B級映画制作委員会』出展決定
多人数軽量級(3~6人、10分)、リレー式大喜利ゲーム
キャッチコピーは「限られた予算と時間の中で『俺達の最高傑作』を作れ!」
【紹介動画(YouTube) URL】
https://youtu.be/m1iDNyYKa1w
『Mole in the Cult』出展延期
旧名:カルトとモグラ
多人数中量級(4~8人、60分)、じっくり遊べる正体隠匿系ゲーム
キャッチコピーは「裏切者には粛清を」

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