野球場図鑑/楽山球場
【所在地】都留市上谷 1923
【両翼】92
【中堅】120m
【収容人員】5,000人ほど
【アクセス】富士急行・都留文科大学前駅から徒歩約25分
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都留市
リニア見学センターから西南約10km、都留市総合運動公園にある市営野球場。開場は昭和60年。市の広報によると「昭和61年かいじ国体に向け建設がはじまった」とあるので国体が契機と思われる。陸上競技場を併設し、都留文科大学に隣接する。急な山の斜面に造られた掘り下げ式の野球場である。
大人の硬式野球場が少ない山梨県にあって貴重な存在だが、高校野球、大学野球、社会人野球に渡って公式戦は行われない。地元の学校が練習や練習試合を行う事はあると思われる。
なのでエピソードには乏しいが、高橋由伸が高校時代に招待試合でホームランを打った事がある。山梨県の中ではいくらかアクセスしやすいこの球場をBCリーグ参入を目指す山梨ファイアーウィンズが使用するか注目される。
都留市には100年以上の歴史を誇るクラブチーム「桂倶楽部」があり、2016年には創部100周年記念試合として巨人三軍との試合が行われた。
同倶楽部が後援し、2024年で92回目を迎える「都留市町別野球大会」は、全国でもっとも歴史のある野球大会のひとつとして、この球場の定番となっている。野球経験者でなくても参加できる自由な大会であり、むしろ大学や高校の硬式野球部在籍者は参加できないらしい。