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慶大・清原正吾のプロ志望届提出に堀井哲也監督「過去の正木、萩尾、広瀬に比べて…練習では遜色ない」潜在能力に太鼓判

 西武、巨人、オリックスでプロ通算525本塁打を放ったレジェンド・清原和博さん(56)の長男で、慶大の清原正吾内野手(4年=慶応)が12日、プロ志望届を提出したことを明かした。

 堀井哲也監督(62)は清原のプロ志望届提出について「春もベストナインを取って、中心バッターでチームの中での存在感、プレーぶりは成長しています。NPBというすごい世界に向かってどうなのかは、私も大学側の人間なので計り知れないところがある。本人がそういう気持ちでやっている以上は、背中を押してあげたい。見守って、背中を押していくということですかね」とサポートする構えだ。

 「正式に出すと聞いたのは8月ですかね。六大学オールスターの、エスコンの前です。宣言したら、ホームラン打ちましたけど」と8月31日の東京六大学選抜・日本ハム2軍戦での左越え2ランを回想し、ユーモアを交えながら語った。

 その特長については「ロングヒッターですよね。過去の正木とか萩尾とか広瀬に比べてどうかって言うと、僕は練習では遜色ないと思っています」と慶大からNPB入りした打者と比べても劣らないとの評価だ。

 「試合での対応力も含めてまだ経験値が少ない。そこを克服すれば、単純にバッティングの能力という面では、遜色ない潜在能力を持っている。こればっかりは、あとはもう試合に出て行くしかない」と多くの実戦経験を積めば、さらに才能が開花するとの認識を示した。(加藤 弘士)

https://news.yahoo.co.jp/articles/580ca5e5cd90304a3b7c7e38424b85656ed5682a

 所属チームの監督が「実戦経験を積めば」という事は、この秋のリーグ戦にフル出場してもまだ足りない、という事なのだろう。「社会人へ」という人もいるが、「経験」を積むならそれこそプロに行くべきだと思う。

 大学生と社会人に関しては「最低でもファームで通用する選手」を獲って欲しいと思っている。清原正吾は日ハムのファームとの試合であれほど凄いホームランを打った。という事はプロのファームでは通用する力をひとまず持っているという事だから、アマチュアでする事はなく、「経験」はプロですべきだろう。

 動画でしか彼のバッティングを観ていないが(生で観たらわかるというものでもないが)、外角球をおっつけたようなバッティングでフェンス直撃というシーンにパワーだけでなくセンスというか器用さも備えているんだな、と思った。

 彼の監督、プロ、メディア、ファンそれぞれの彼に対する評価に何となく距離があるのは「中学、高校で野球をやっていない」ところが引っかかっているのだと思う。しかし彼は「他のスポーツ」でしっかりとセンスというものを身につけているのではないだろうか。メジャーリーガーには他のスポーツを掛け持ちでやってきたという人がザラにいるが、日本人はそういう天才を見慣れていないのだ。

 ファンの間には「下位か育成」という声が多いようだが、監督が「正木、萩尾、広瀬と遜色ない」と言っているのだから上位指名相当の素質があるという事だろう。「下位か育成」と思うのもやはり「中学、高校で野球をやっていない」からだと思うが、プロのスカウトが堀井監督と同じ評価をするなら彼を欲しいと思う筈で、確実に獲るなら上位指名すれば良い。当然他球団の評価が気になるところだが、他球団より自分たちの評価を信じろよという話。私が感じてもしょうがないが、私は十分彼に魅力を感じる。いやらしい話だが動員面でもプラスだし。

 長嶋一茂よりもよほど真剣に野球に取り組むと思う。唯一の懸念点は、怒られるのを承知で言うが父親がやらかす可能性だろう。もちろん清原和博が何をやらかそうが本人に咎はない。しかし影響はある。

 清原和博はあの事を十分反省しているし、「心を入れ替え」て真摯に自分と向き合い、一生懸命立ち直るために努力している。

 しかし反省しようが心を入れ替えようがそれでもまたやってしまうから薬物は「怖い」と言われるのだ。意思や努力でどうにかなるものではなく、それを知らない人が「あんなに反省したのに何でまた」と非難する。

 悪い人間で、悪い心があるからまた薬物に手を出すのではない。薬物とは「そういうもの」で、そういうものである以上、清原和博だってまたやらかす可能性はある。

 しかし清原正吾は「応援したくなる」魅力を持った選手だ。真摯に野球に取り組んで「何があっても」応援される選手になってくれたらと思う。西武ファンとしては、欲しい。

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