挑戦する時に孤独はつきもの
私は普段、海外で歌の仕事をしています。
この世界は実力主義であると同時に、どれだけ人との繋がりがあるかがともて重要。フリーで活動していくのは簡単ではありません。
それでも頑張りたいと思うのは、自分が求めているものは自分でしか埋められないと実感しているからです。
グループの中でも活動していますが、その中でどれだけコンサートをしようが、経験にはなっても私自身のキャリアにはならないのです。
そんなに多くなくても、歌でお金がもらえるのは本当にありがたい。
そこにいれさえすれば、大きな負担やリスクなく音楽を続けることが出来ます。
ただ、完璧でなくとも私自身の力で何かを成し遂げたと感じられるのは、やはりソロの仕事でしか感じることができません。
それには責任や緊張、孤独などいろんなものが付いて回ります。
それでも底なしの欲を少しでも満たすには、私にはソロの経験が必要なのです。
結局バランスで、どうにもこうにもくたびれた時や、音楽を純粋に楽しみたい時、グループの仕事はポジティブに働いてくれます。
そうやってなんやかんや生かされているのかなと最近よく思います。
大好きな小林賢太郎さんの作品に「ノケモノノケモノ」というのがあります。
その中ですごく印象的なのが「人は特別だと思われたいのに、人と違うと不安になる」というセリフ(ニュアンスです)。
一歩踏み出そうとするとき、人と何か違うことをしようとするときに付きまとう孤独感だったり不安感を的確に表したセリフだと思います。
このセリフを思い出す度、自分の感情を客観的に見ている気がして、スッと腑に落ちるんです。そうすると、意味もなく抱えていた緊張がふっと緩むのが分かります。
私がこうして時折文章で吐き出しているのも、無駄に考えているとどうしてもマイナス方向に行ってしまうから。
オードリーの若林さんも「ネガティブを潰すのはポジティブではない、没頭だ」という名言を残しています。
まさにその通りだなと。
でも没頭するには体力が必要だ、よし、ちゃんと食べよう、寝よう。
で、やっと自分のやりたいことが出来る態勢になるのかもしれません。
話が脱線したかもしれませんが、私が私らしく生きていけるように時に吐き出し、時に自分を煽てながら頑張れればと思います。