別居後1ヶ月弱。

なかなか楽しく過ごしている。
…というか、心のストレージの「ストレス」部分が8割がた無くなって、大いに安心して暮らしている。
朝ごはんを買いに徒歩1分のコンビニに行くまで、鼻歌を歌ってしまうほどだ。ゆっくり寝て(これは薬のおかげ)、天気も良く、猛暑も少し落ち着いてきて、ねこも元気。
健康で食欲もあり、毎日笑って、好きなものもできた。やりたかったけれど止められていたもの、やると不機嫌になるから我慢していたものをやるようになった。
仕事終わりは夕食も家族分作るけど、遊びに行くようにもなった。外に出られない休日を暇だなと感じるようになった。

こんなにも余裕が出てくるなんて。
こんなにも安心して暮らせるなんて。
こんなにも愛すべき場所に帰って来られたなんて。

感謝があふれて胸があたたかくなる。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。

入道雲、蝉の声、強い西陽が溶けるオレンジなこと、日傘の下の静けさ。

故郷の夏だ。


帰ってきて再通院しているメンクリの先生が、どうやら亡くなった母親の主治医だったらしい。
「あなたと彼はあなたのお母さんとお父さんの関係をなぞっている」とのこと。
確かに。すとんと腹落ちした。そう思えば、もう距離を置こうという気になった。

我慢を美徳としなければ生きることが難しかった。もうやめようと思う。だって幸せだ、今。
少しばかり落ち込むことはあるけれど、今しか見なければあまり気にならない。

生きて行くのに必要なのは我慢ではなく、安心や希望であるべきだ。

自分の機嫌をとるべくせっせと好きなものを蒐集する毎日です。幸せです。

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