なかなか楽しく過ごしている。 …というか、心のストレージの「ストレス」部分が8割がた無くなって、大いに安心して暮らしている。 朝ごはんを買いに徒歩1分のコンビニに行くまで、鼻歌を歌ってしまうほどだ。ゆっくり寝て(これは薬のおかげ)、天気も良く、猛暑も少し落ち着いてきて、ねこも元気。 健康で食欲もあり、毎日笑って、好きなものもできた。やりたかったけれど止められていたもの、やると不機嫌になるから我慢していたものをやるようになった。 仕事終わりは夕食も家族分作るけど、遊びに行くよう
猫を新幹線で連れていくことが一番辛かった。 自分一人ならなんとかなる。災害級の暑さであろうと、地震で新幹線が止まって一晩を車内で過ごそうと、台風で交通機関が止まろうと、生きて帰ることができる。ただ猫は。 そのことでずっと気持ちが休まらずにいたから(夢にも散々見た)、どうにかこうにか地元にたどり着いたときには本当に安心した。自分がずっと願っていた『帰る』ことの嬉しさより、猫を安全な場所に連れてこられたことの安心が優った。でも……。 猫は家につく、というのをこんな風に実感する
を、している。 持っていくものはどうしても処分したくない本(絶版のものとか)と、心の支えになりそうな本。仕事用具のPCとモニターなど周辺機器。それからミニフィットネスバイクと、ほんの少しの服と夏用の掛け布団と、タオルケット(PS4を包むため)。愛する家族である猫。 この地にやってきた時、150箱以上の段ボールを持ってきて、新生活を、ひいてはこの先の人生全てを過ごすのだという期待−最後の逃避場所というのか−を持っていたことを思うと、本当に少ない持ち物だ。 本当に必要なもの
吊り下げた観葉植物(シュガーバインとか、ウスネオイデスとか?)が発光する研究が進められているらしい。 ストレスで瞳孔の調節がうまくいかなくなることがある。昼間は太陽光が眩しすぎて目をすがめるしかなく、同僚には怪訝そうな顔をされて、夜はヘッドライトの灯りで頭痛がする。PCやテレビの明るさはもはや吐き気を催すほどだ。ホームセンターには近寄れない。 仕事が終わって家に帰っても、LEDの温白色電灯をつけられずに、読書灯を持ち歩いていた頃の私が聞けば、すがりたくなるような研究だ。
YouTubeのおすすめが全然気にいらず、サムネイルの並びだけで興味ナシ!のハンコを捺してしまう。脳内でポン!と音がする。日常でハンコを捺すことは前職をやめたときからほとんどなくなったが、あのポン!と言う脳内のSEがYouTubeを見ているときに鳴るようになったのは驚きである。 おすすめが気に入らないというより、サムネイルのデザインが好きではないのだと思う。 赤や黄色の太字の袋文字。オーバーリアクションの人間の表情。インパクトがあって、クリック数が稼げそうなサムネ。これが好
と、言われたので、「そうだよ」と答えたら「私は一生そうは思えないなー」とのこと。 かわいくて、話もおもしろく、歌が好きで歌のために生きて、歌う以外にはなんにもしたくない、あでも猫は必要生きるのに、という子である。 私は成人してからの友人である年下のその子のことが大好きなので、その子の口から「一生好きになることはない」と聞いて少し、アイスの溶けたクリームソーダの炭酸くらい少し、衝撃を受けた。この子のことを大好きだと思う時に感じる幸福感、生きていてくれてありがとうという気持ち
深夜のテレビで流れる風景が心に刻まれて、一瞬の夢のような一筋の傷のようなものになってしまった。中学生の頃のことだ。 それなりに進学校として名前が売れている(地元では)ところの中学生であった私は、テスト勉強ともなると、深夜2時3時まで起きて机に向かっているのが普通だった。そうでなければ90点以上が取れない。テストの点数はそのまま「内申」とかいう凶悪な数字に直結し、体育に自信のなかった運動音痴の私には、無情に記される通知表の「3」を、別の、知識だけでなんとかできる教科の「5」で
何度やってもINFPでにっこりしてる。 INFPは仲介役、というのはとてもいいなと思う。私は誰かと、その人の夢の間を取り持つのが、たぶんものすごく好きだから。 自己肯定感が低いとか、承認欲求が強いとかの特性があるとネットでは散見されるけれども、個人的には違うように思う。私は私が大好きだし、(生きてるだけで)がんばっていてすごいと思うし、存在することが価値があると思っている。もちろんその価値を決めるのは私だ。 あ、でも「そんなこと言ったって存在するだけで価値のある人間なんて
『スクエニの創りかた』を最近ずっと見ている。 シナリオライター、サウンドクリエイター、バトルシステムクリエイター、デザイナー、イラストレーター、プロデューサー、ディレクター、色々な分野の第一線の人たちの語りを聞いていると、どんどん視界が明るく、世界の彩度が明るくなっていくような気がする。 そもそも、昔、私は世界を創りたかったな、とかも思い出す。そのために世界中の本を読みたかった。世界を作るには知識が必要で(例えば山や森が多い、水がきれい、つまりお酒が美味しい、とかを地図を見
少し間が空いた。 「@デザインの勉強」とかいう名前のくせに、デザインの勉強をしていなかったのでは?という話ではない。どちらかというとこのnoteを書き始めたときの方がデザインの勉強はしていな……いや、どんな分野にもデザインがあるんだということを再確認していた。うん、立派に勉強していたね。 今回はそういう話ではなくて、この間、実際にデザインしていたのですが。 いわゆるクラウドソーシングサイトで見つけた案件に、積極的に応募する、というのを始めてみ増田。これが楽しかった! デザ
YouTubeのVOGUE JAPANのチャンネルが大好き。とはいえ、最近はあまり気になる動画がなかったなあと過去のを見ていたら、知らなかった。1ヶ月前の「パリ在住、ディオールPRマネージャーの"完璧を求めない"寛ぎのマイホーム」。 VOGUEのマイホーム紹介はセレブや大富豪のインスタでよく見るでかいプール付きのガラスの家……というかもはや建造物というか……から出てくる高価なブツ、の紹介になりがちなんだけど(それはそれでまあ良いんだろうけど)、この方のマイホームは生活感があ
昨日、今日とお肉をたくさん食べている。ステーキとジンギスカン、ヒレ肉のカツ丼とか盛り盛りのチャーシュー。今日はお祭りの出店でそれを食べた。 たくさんの人がいた。お祭りなのだから、とは思うんだけど、この街にこんなにも人がいたんだ、と新鮮に驚き、それから、人が多い場所が好きだと改めて思った。 私は、私のことを知らない大勢の人が行き交う場所が昔から好きだった。存在していないみたいな顔で柱にもたれて、人を見ているのが癒された。 私はどこにもいなくてもいい、と思うとほっとする。私は傍
この間、趣のある古本屋さんへ連れていってもらった。よく晴れた午後の、魚介豚骨のラーメンを食べてマシュマロを浮かべたホットココアを飲んだ日で、なにもかもに満足しながら訪ねた築150年の古民家で営む古本屋さん。 古本が大好きだ。というか、本屋さんに比べていくぶん雑多な本棚の、日焼けした表紙の中に、探していた本を見つけたときの、頭から小さな雷が飛び出たみたいな(逆か?小さな雷が落ちたような?でも自分から出ているエネルギーなんだ)感動が好き。 今まで知らなかった本でも、「これ絶対好
Netflix映画の「彷徨い」を見た。 サスペンスやミステリ、ホラーのジャンルの映画が新着やおすすめに上がっていたら、とりあえず見るようにしているのだけど、冒頭20分くらいで脱落する映画も多い。 大概がカメラワーク、色彩、音楽、カット割りの滑らかさ、が自分の好みのリズムと合わないからなのだけど、「彷徨い」は見事に全部まるっと好みで、一気に見てしまった。 この映画、もともと「舞台演劇」らしく、第一幕・第二幕…と展開する。その度に太字のタイトルがバッと画面全体に出るのが、これ
その昔、駅直結のビルで終電間近まで働いていた時。 癒しのひとつが、駅ナカや職場じゃないビルの大型書店で素材集の本を買うことだった。 こういう感じのものがとても気に入って、使う予定もないのに(本当に一切ない!)購入しては魅入っていた。20冊くらい買ったと思う。 ひとつひとつに気に入りの写真やイラストがあり、私の生活はその「気に入り」にコラージュされていた。 結局身体を壊して前職にうつっ
今目の前にコカ・コーラの「からだリフレッシュ茶W レモン香る緑茶」があって、そのきゅうりの断面の色みたいなさみどり(CMYKで言うと13・0・25・0くらい)のパッケージ色をかわいいなと思いながら、それにしたってこれで「からだ巡茶」の姉妹品には見えない、と思っている。フォントは同じみたいなのに。からだ巡茶の方は現物がないから憶測だけど。 私はたぶん「からだ巡茶」を細長くて持ちやすいボトルとか、白背景に余白をたっぷり取った茶葉やスパイスの写真(そう、写真)で認識していたんだと