人生の燃え尽き症候群『左岸』
この本の率直な感想として
『長かったぁ…」と思う。
この頃、本を読んだら何かしら新しい発見を得られると思って、最後まで読まないとそれを取り逃がしちゃう気がして、途中ではやめられなかった。
でも正直、自分が求めていたような発見はなく、
同時に、「これが人生なのかも。」と感じた。
主人公の25年ほどの人生を追っていくなかで、
人柄が変わり、その時々でさまざまなものに影響されていく。
人生がキラキラ輝いている時もあれば、ただ時間が流れていくだけの時もある。
それでもどんな時間も今に繋がっていて、
その時がないと今がない、と思うと不思議。
ここからは私個人の話だけど
現在人生の燃え尽き症候群。
(こんな言葉があるのか知らないけど)
なんのために頑張るのか、何を目指して生きているのか、がわからなくなっちゃってる。
目の前に没頭したいなにかがなくて、
ただただ時間が流れてく。
今までそんなこと経験したことなくて
戸惑ってる。
けど、この本の率直な感想のごとく
人生はやっぱり長い。
燃え尽きてる今も
本にしたら10ページにもならないか、
そもそも割愛されるのか、
逆に何か大きなきっかけになるのか…
それは生きてみないとわからない。
人生のどんな時間も必要で
なるようになっているんだとそう思うしかない。