見出し画像

運を拾う

こんにちは。

みなさん、だいぶ前の話ですがWBC観ましたか?

野球のルールもろくに知らない私が、人生で初めて野球一試合丸々観ました。夜ご飯を作っている時でさえ画面から目が離せないほどでした笑
3時間弱あったはずなのに、あっという間の試合。

いやー、楽しかった。
特に8回9回のドラマはスポーツ選手としては痺れるようなものがありましたね。
9回の守備で、大谷翔平vsマイク・トラウト。
漫画なの?なんなの?
三振で優勝?

明らかに日本全体が盛り上がった瞬間だったなと思います。日本にはいなかったけど、アメリカで感じました笑

そんな大旋風を起こした侍ジャパンのエース、MLBでも大活躍している、
大谷 翔平 選手
から私が中学生の時に学んだ生き方を紹介します。


まず、世間一般から大谷翔平という人物はどのように呼ばれているでしょうか。

二刀流の神、怪物、MVP、等々さまざまな素晴らしい異名がつけられていますし、時には”人間ではない”とさえ言われます。笑
多くの人が彼にそんなあだ名をつけられるのは、当然彼の結果がそれを証明するほどの力があるからですし、結果を出し続けているからに違いありません。

実際、彼の偉業はとてつもないものです。
投手三冠、最速記録、4番ピッチャー、日本人メジャーリーガーの1年目本塁打記録更新、ア・リーグ新人王、WBC 優勝+MVP….

これがほんの一部なほどたくさんの記録を残してきた選手です。

とはいえ、彼も一人の人間ですし、
ロボットのような完璧なシステムで生きているわけではないので、何か成功・偉業、または生き方の秘訣が存在するはずです。

私の思う大谷選手の凄さは、「目標設定の明確さと実行能力の高さ」です。
スポーツ選手は毎試合期待されるパフォーマンスをコンスタントに出しつつ、さらにそこから成長していくことが求められます。
成長の有無に関しては、各選手に委ねられている中でプロとして自己管理していかなければいけません。
1日にどれくらい寝て、どのくらい・いつ食事を摂って、練習時間と私生活のバランスを保っていく。一言でプロスポーツ選手といっても、ただマウンドの上でひたすらに打ったり投げたりしていれば言い訳ではないんですよね。これはどの競技のプロ選手にも同じことが言えますが、競技をしている時間以外、つまりお客さんに見えていない時間の方がプロ選手としてやるべきことがたくさんあります。同時に、その時間の”質”こそが各選手の”差”が生まれる一つの大きな要因でもあります。

では、パフォーマンスの質、競技以外の時間の質の向上に何が役に立っているでしょうか。
それこそが「目標設定の明確さと実行能力」です。
今現在自分に何が足りていて、何が足りていないのか。大きな目標から逆算して自分の現在地はどこなのか。これを自己認識できている選手とできていない選手では大きな違いがあると、私は個人的に考えています。

そこで、私が中学生の時に学んだのが大谷選手の目標達成シート(マンダラチャート)です。

大谷選手が高校時代に書いたマンダラチャート


聞いたことがある人も多いんじゃないかと思いますが、この9x9のマスの中で自分の目標を細分化していくことには大きな意味があります。
なぜなら小さいマスのどんな目標もゆくゆくは真ん中の一番大きな目標につながっている事が可視化できますし、何より具体的に1つ1つの目標設定ができます。
遠くにある気がする大きな目標の途中に小さな街頭がポツポツと現れて道標となってくれるような感覚。
ヘンゼルとグレーテルのお菓子みたいな役割。笑

この目標チャートに中学生の時に出会ってから、小さな目標がいくつもありますし1つずつクリアして大きな目標に近づけているはずです。

さて、ここからが本題です。
大谷選手が高校1年生の時に作ったマンダラチャートにも当然1つの大きな目標と8つの中目標、さらに64の小目標が書かれています。
私がこのチャートを初めて見た当初(中学2年生)こんなにも見やすい目標シートがあるのかと驚きましたが、1つ私に中で ”この目標は取り入れたい!”と思ったものがひとつありました。
(本当は3つあったけど、特にひとつを紹介笑)

それは「」です。
大谷選手の目標シートの中目標の中の一つに運という項目がありました。
運こそ自分でコントロールできないものだと思っていた私には目標シートの中にその文字が浮かんでいるのが不思議でした。

思えば私の人生、運に助けられてきたことが多くあります。
運よくサッカーと出会い、運よくいいコーチに指導してくださり、セレクションでいいプレーができた時に運よく審査官の方に見ていただいていたり笑、中学1年生までは周りからトントン拍子に見られるくらいにサッカーを続けていたところでした。
が、当時14歳の私は大不調期でうまくいかないことばかりでした。試合には出られないわ、練習でも差を感じる。自主練に励むも抜け出せるような光が見えてこない。
そんな時期に運を目標にしている大谷選手を見たわけですからそれはもう驚きですよ。
運って引き寄せられるの?って。
自分にできることは全部やって、どうにかしてこの暗い場所を抜け出したいと思っていた当時の私は、大谷選手の影響で「運集め」を始めたわけです。

大谷選手の運の枠はこんな感じでした。

https://www.kaonavi.jp/dictionary/otanishohei_mokuhyosetteisheet/

全部必要で重要ですが、私が特にあれからずーっとコンスタントに続けているのはゴミ拾いです。
大谷選手が花巻高校の時代の監督に教えられたという
「ゴミは人が落とした運。ゴミを拾うことで運を拾うんだ。そして自分自身にツキを呼ぶ。そういう発想をしなさい」
これを知ってから、”人が落としたツキを拾い運を拾う”これを徹底的に続けることにしました。

寮の落ち葉履きをしてみたり、靴箱清掃をしてみたり、道端の小さなゴミ、ピッチ上のゴミを拾ってみたり。

あれから今まで運を集め続けてきましたが、正直な話どこまで効果があるのかは分かりません。

ただ、自分自身の心の余裕につながっていることは間違い無いですし、ゴミを見つけると運が落ちていると思って少し嬉しくなるんです。
また目標に近づいてるかな、なんて。
自己満足かもしれないけれどひとつひとつの運拾いに意味があると私は思っています。

運拾いの成果なのか、中学3年生の全国大会決勝では勝ち越しゴールを決める事ができましたし、アジアカップには追加召集で参加できましたし、急遽参加したアメリカの大学キャンプでオファーをいただくこともできました。
他の人に、「蘭は運がいいよね」「なんかもってるよね」って、それだけで今までの道のりを片付けられるのはあまり好きではありませんが、それだけの運を集めてきた自分には感謝していますし、これからもやめるつもりはありません。
正直、あの頃の自分のまま何も続けなかったらきっともうボールを蹴っていない気がします。

そんな些細なことでも、14歳の私から今の自分の目標にたどりつくためには必要なことでした。

だからこそ「運拾い」には大きな力があると信じています。

泥臭くても、綺麗な成功でなくても、自分のできることはやっておきたい。
そんな人間になりました。

大谷選手が今活躍しているのは、他でもなく過去の大谷選手の軌跡の成果ですし、これからも土台となっていくはずです。

今の自分が未来の自分の土台になれるように少しずつでも運集めも続けていきます。二刀流の神でさえ、今もなお運を集めているわけですから、サッカー選手岩井蘭が集めないわけにはいかないんです。

みなさんの周りにも、””  落ちていないですか?

高校時代の落ち葉掃き

p.s. 「落ち葉掃きしよ」とか「トイレ掃除しよ」って言った時に快く一緒にやってくれたみんなありがとう。最高に愛してるし、誘ってくれたりもするそんな友達がいる人生、運が良すぎるな


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?