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採卵周期③

ということで、前回の診療から2日後のD12。


改めて採血と内診があり、E2数値も若干上がり卵胞サイズも大きくなりました。


「採卵日決まりました。明後日の8時からになります」


ド平日だ~!!


しかし、体外受精において日時変更は絶対的に不可!

会社は丸一日休むしかない。


「ハイ!!」と軍隊ばりの返事をします。


その後看護師さんから

「では感染症とOHSS予防の為にお薬お出しします。OHSSのお薬は今日から飲んでくださいね。
あとオビドレル皮下注射も出します。この皮下注射は今日の20:45に必ず打ってください。ズレは禁物です」 


こ、こえ~!!!!


ズレちゃいけない注射…。責任重大や。


「5分ズレるのもだめですか…?」


「なるべくピッタリをお願いしてます☆
これ忘れると採卵出来ませんからね。人工授精の時にクリニックで打っていたHCG注射と同じ効果で、36~40時間後に排卵するようになっています」


お、おん。怖…。


今夜、社内のご飯会があるから上手いこと抜けて、飲み屋のトイレでサクサク打たんといかん。

忘れないようにしないと。

この時は絶対忘れるなと思ったので30分前から10分毎にスマホでアラーム(バイブ)をかけることにしました。

「明日は何もしなくて大丈夫です!
21時までに飲食は済ませてくださいね。以降は手術が終わるまで一切飲食禁止です。静脈麻酔の時に嘔吐して窒息してしまいますから」


怖ァ…。

めちゃくちゃ怖いこといっぱい言うじゃん…。


「は、はい。ちなみに、初めての時の問診票にも書いたのですが、昔から喘息持っていまして今も吸入器を使っています。喘息持ちでも静脈麻酔出来ますか?」



そうなのです。
らみょんは親の遺伝でガッツリ気管支炎喘息を持っており、4歳~12歳はガスボンベがないと眠れないほど酷い喘息持ちでした。


以降は時たまヒューヒューと発作が出るものの、吸入器で抑えることが可能になり、ここ10年は予防吸入器のフルティフォームを毎日使用しているので、発作自体ほとんど出ることはありませんでした。


が!!!!



恐ろしいことに、「喘息持ちは静脈麻酔が出来ない可能性大」とネットで見かけていました。


え、これ、どうなるの?

もしかして局所麻酔!?!?

下手したら無麻酔とかある!?!?


この卵胞数で局所or無麻酔は死んでもイヤだ!!!!
(採卵レポート見ると、痛かった!!って言ってる人たちはみんな局所麻酔のイメージでした)


できなければ、採卵の為だけに喘息の静脈麻酔に対応してくれる別のクリニックへ採卵だけで転院する気満々でした。

(そんなに好き放題出来るのかは不明)



ですが、看護師さんが「プロポフォールで静脈麻酔するので大丈夫です!」と言ってくれて感極まり。


良かったァァァ……。



本当に良かったァァァ……!!!
(心から)


その後移植の時に使うチューブ選定を内診でテスト。

何気にこれが経膣エコーや人工授精より何倍も気持ち悪かった。


痛みも若干ありましたが、表現としては「気持ち悪い」が適切でした。

ほんとに、ちょっとグロッキーになる感じ。

何なんだろう?
人工授精と同じ経由で似たチューブを入れてたと思うんですが、あんなに違う?っていうくらい違和感がありました。

看護師さんの「終わりましたよー」にいつもなら返事をするのですが、今回は一瞬でグロッキーになってしまい返事ができませんでした。

「大丈夫ですか?」と言われ、必死に「……ぁい…」と答える(笑)

これ移植の時もこうなるのかな~

結構嫌だな…と思いつつ。


ということで、今回は


バナン錠(感染症予防)
採卵日夜、2日目朝、夜、3日目朝で計4錠

カバサール錠(OHSS予防)
夜1錠×5日分

オビドレル皮下注射 1回分


しめてざっくり¥2,500でした。



安ぅ!

 

その夜はちゃんと決まった時間に自己注射打てたので一安心です。




次回、採卵レポート!

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