『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2020/12/26~2021/1/1)
12月26日(土)
朝4時半起床。6時過ぎに散歩に行ってから朝食。
週イチの買い出しに出かけるまでの間、「消失の惑星【ほし】」のゲラを少しずつ読む。八月に姉妹の失踪事件が起こり、ふたりの行方がまるでつかめないままに九月、十月と月日は流れる。物語は姉妹の失踪事件を丹念に追いかけていくというスタイルではなく、失踪事件はひとつのエピソードに過ぎない。だが、その事件をきっかけにして何かが確実に動き始める。人種の問題もあれば、カムチャッカ半島の歴史的な問題、偏見や羨望、嫉妬、不安が複雑に入り混じって複数の女性たちの葛藤が少しずつあぶり出されていく。
ゲラの一部を持って買い出しへ。スーパー、ホームセンターなどを半日かけて回って年末年始用の食材や日用品を購入していく。買いもの中の待ち時間に少しずつゲラを読んだり。
帰宅してから夕食まではボーッとYoutubeをみたりして過ごす。夕食はマグロとサーモンのユッケとサラダ。
就寝読書は「ブロード街の12日間」
12月27日(日)
朝4時半起床。部屋が寒いのでエアコンをつけ、あたたまるまで布団でネットニュースを読む。5時半頃に支度して散歩に行き、戻って朝食。
昼間は特にすることもなく。ただただボーッとして過ごす。そういう無為な時間もまた必要だったりする。
就寝読書は「ブロード街の12日間」
12月28日(月)
朝4時半起床。散歩に行って朝食、テレワーク。
今日は仕事納め。会社から「年末年始に少し長めに休みをとるようにしましょう」的な通達が出ているので、すでに休みに入っている社員もいるらしい。私は先週末に休暇をとったので、今日は普通にテレワーク。夕方まで作業して無事に仕事も納まった。2020年は3月くらいから新型コロナが流行りはじめて、会社からは「咳など症状がある場合は出社しないで在宅作業にせよ」との通達がでて、その後は緊急事態宣言で外出自粛となり、そのままテレワークが当たり前の状態になってしまったので、1月から数えての30日くらいしか出社しないという、なんとも異常な年だった。個人的には、最初の頃は出勤の移動がなくなって楽だと思っていたし、今の方が仕事はしやすいが、出社しない=都内にでない、だったので仕事終わりに都心の大型書店に行くとか、居酒屋で一人呑みして帰る、みたいな楽しみがなくなったのは残念だったかも。
就寝読書は「ブロード街の12日間」
12月29日(火)
今日から年末年始の休暇に入る。にもかかわらず朝4時半起床。体に染みついた習慣はなかなかに正確だと思う。まあ、年齢的な面もあるが。
ほぼいつもの時間に散歩に行ってから朝食。メニューは変わらずサラダとベーコンエッグ。
年末年始に必要なものを買うために外出する。今回、モンちゃんはお留守番。ケージに入れてでかけた。スーパーを2軒まわって、かまぼこや伊達巻など購入して帰宅すると、ケージの中で相当暴れたらしき様子が伺える。置いてけぼりにされた腹いせだろうが、ケージの中でウンチしたうえに暴れまくったためケージの中がとんでもないことになっていた。
去年死んでしまったラムは、子犬のときから常に連れて歩く癖がついてしまったので、モンちゃんはできればお留守番ができるようにしつけたいのだが、この調子だとまたラムのように連れて歩くワンコになりそうだ。
早川書房からいただいた「消失の惑星【ほし】」のゲラは3分の1くらい読み進めた。登場人物が多くて、メモをとり頭を整理しながら読み進めている。登場人物が多いところは難点と言えるが、ひとうひとつ積み重ねられていくエピソードの数々は抜群に面白く、それぞれが独立していながら微妙に関連し合っている構成が見事。できれば年内に読み終わりたいが、とにかく遅読なためおそらく無理。年末年始休の間に終われればいいか。
就寝読書も「ブロード街の12日間」をいったん脇において「消失の惑星【ほし】」を読むことにする。布団に寝ながらゲラを読むのは難しいね。
12月30日(水)
朝4時半起床してエアコンをオン。部屋があたたまるまで待ってから支度して散歩に行って朝食。
午前中はYoutubeみたり配信動画をみたりして無為に過ごす。最近、本を読むスピードが遅かったりレビューを書かないまま既読本が積み上がっていく一方なのだが、その原因はこういうところにある。ネットは読書の大敵だよね、と言いつつついついYoutubeでジャンクPCの魔改造動画とか見ちゃう。
お昼に焼き餅を食べて、午後は神棚のしめ縄を付け替え。今年1年神棚に飾っていた古いしめ縄を外して、新しいものと交換する。新しいしめ縄は藁の香りがほのかにして、新鮮な気分になれる。そのあと、モンちゃんも連れて父の墓参りをして今年1年の報告をする。
就寝読書は「消失の惑星【ほし】」
12月31日(木)
なんと、今日で2020年が終わる!
そんな大晦日の朝もいつものように4時半に起床。エアコンをつけて部屋があたたまるまで少し待ち、支度をして散歩に行って朝食。大晦日であろうと朝食のメニューは変わらずベーコンエッグとサラダ。
午前中に買いものに行く。夕食のお刺身盛り合わせと年越しそば用のゆで麺、お惣菜の天ぷらを購入。お昼ごはん用のお弁当も買った。
お昼を済ませて午後はのんびりと過ごす。ずいぶん前に読み終わっていたシャロン・M・ドレイパー「キャラメル色のわたし」(横山和江訳、鈴木出版)のレビューを書く。内容は覚えていたもののレビューを書くには記憶がこころもとなかったので、流し読みになるが一応再読してみたところ、最初に読んだときには気づいていなかったところを違う視点でみることができた。
いつもより少し早めに夕食を食べ始め、お酒を飲みながらのんびりと2020年の最終日を味わう。紅白をBGM代わりにしながら、「消失の惑星【ほし】」のゲラを読む。登場人物が多い。読んでいて、「あれ? この人は前の方で出てきたあの人のことかな?」などと考えながら読んでいく。ふだんの読書でもここまで真剣に読むことはあまりない。にしても、出てくる男性陣が軒並みダメ人間なの笑える。
紅白も終わって年越しそばの準備。他の家庭はわからないが、我が家は私が子どもの頃から、年越しそばは年をまたいで食べることになっている。23時50分ころから食べ始めて、0時過ぎに食べ終わる感じ。
ということで無事に年を越したということで我が家の大晦日は終了。風呂入って寝る。
1月1日(金)
午前2時過ぎに寝たので起きたのは7時半。エアコンをつけて支度して散歩に行く。
ということで、改めまして、あけましておめでとうございます。うん、2020年が全体的に良くない1年だったせいか、あまりおめでたい気分ではない。個人的にはいろいろと学ぶことあったし、良い経験ができた1年だった。さて、2021年はどんな年になるだろうか。
散歩から帰って、お雑煮とおせち料理で朝食。あとは1日中ほぼ何もしないで、これぞ“THE寝正月”を満喫。大晦日に書いた「キャラメル色のわたし」のレビューをブログにアップ。
夕食もおせち料理。缶ビールを1本あける。
就寝読書は「消失の惑星【ほし】」
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