見出し画像

『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2021/5/22~2021/5/28)

5月22日(土)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

散歩に行って朝食を済ませてスマホをみると、ラスト1冊になっていた「翻訳編吟8」の注文が入っていた。これにて完売。早速に梱包作業をする。週イチの買い出しで外出するので、そのときに発送しよう。

ということで買い出しにでかける。スーパー2軒で一週間分の食材を調達。「翻訳編吟8」を発送してからランチ。ラーメンの気分だったので「幸楽苑」で塩ラーメンとミニチャーシュー丼。丼はミニとは思えない大きさだったが美味しくいただく。コロナの影響だろうか、注文はすべてタッチパネルで配膳はロボットカートが行っていて従業員は厨房内のみ。必要に応じてフロアにも出ていく感じ。塩ラーメンはあっさりめで美味しかったです。

画像1

就寝読書は「冤罪と人類」

5月23日(日)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

午前中は読書をしたりネットをみたりして過ごす。たまには一切PCもスマホも触らないデジタルデトックスをした方がいいんだろうなとときどきに思うのだが、なかなかできない。中毒とまではいかないと思うが、十分に依存しているのは間違いない。

午後は、先日購入した高圧洗浄機を使って家周りの掃除をする。犬走りにこびりついた積年の汚れをすっきりと洗い流す。高圧洗浄機は前々から買おうかと迷っていたのだが、ステイホームで休日は暇なことが多いので、一念発起して購入してみた。テレビの通販番組とかで汚れがみるみると洗い流されていく様子が放送されていて、いつも「本当にこんなに落ちるのか?」と思っていたのだが、実際に使ってみると面白いくらいに落ちる。マジで面白い。2時間くらいかけて掃除したら、見違えるほどきれいになった。洗う前と後の写真をとっておけばよかった。

就寝読書は「冤罪と人類」

5月24日(月)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

終日テレワーク。午前と午後にオンライン会議が各1回。午後の会議はやや不毛な内容で疲れた。

就寝読書は「冤罪と人類」

5月25日(火)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

終日テレワーク。午前中に仕事を中抜け(という名目のサボり笑)して銀行と本屋に行く。「三体Ⅲ」上下巻、「エルサレム」などを購入して帰宅。午後に問い合わせの電話が1本。夕方には業務終了。

「冤罪と人類」を読了。戦中戦後に起きた冤罪事件を題材に、数々の冤罪事件に関わった『拷問王』と呼ばれた刑事と、彼のもとで働き、そのやり口に憤激して冤罪を晴らすための活動に生涯をかけた元刑事、また事件に関わりの深い判事や弁護士を描く骨太のノンフィクション。冤罪が起こる理由に人間の道徳感情があると論じる後半のくだりは、なるほどと頷くところも多数。事実を積み上げていく表現方法で物語性が排除されているため、ところどころ読みにくさを感じたが全般的には面白いかった。

5月26日(水)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

終日テレワーク。朝の散歩以外は一歩も外に出ることなく一日が終わる。

昨夜「冤罪と人類」を読み終わったので、次に何を読もうかと考える。いろいろ迷って選んだのは、イギル・ボラ「きらめく拍手の音」(矢澤浩子訳/リトルモア)。ろう者の両親のもとに生まれたCODA(コーダ:ろう者と聴者をつなぐ通訳の役割を担う者)である著者が自らの体験と同じCODAとして生きる人たち、そして自分の家族について描くドキュメンタリー。来週、本屋B&B主催でオンラインイベントがあるので、その前に読んでおきたいと思った。

夜は、24年ぶりの『スーパームーンの皆既月食』ということで全国的に盛り上がっている様子。私はいろいろなYoutubeチャンネルでライブ配信しているのを見ていた。

5月27日(木)

朝4時半起床。少し雨がぱらついてきているので、早めに散歩に行って朝食。

終日テレワーク。8時を過ぎた頃にはだいぶ雨が強くなっていて、昼過ぎにはかなりの本降りになっていた。ま、外出する予定も必要もないので黙々とテレワーク作業をこなす。

就寝読書は「きらめく拍手の音」

5月28日(金)

朝4時半起床。昨夜の雨はあがっていたのでいつもどおりに散歩に行って朝食。

今日は久しぶりに出社する日。というのも、コロナにより会社の働き方が『在宅基本、必要なときのみ出社』となり、そうなると本当に限られた管理系、総務系の業務の担当者以外は出社する必要がなく、その分オフィススペースも不要になる。ということで、会社では都内に複数あったオフィスフロアを徐々に削減していっている。私が働いていたオフィスも解約することになったため、オフィスの引っ越し作業があり、ビルに入退館するためのセキュリティカードや個人に割り当てられていたロッカーの鍵を返却する必要があって出社することになった。

午前中はテレワークをし、昼前に家を出て途中でランチにラーメンを食べる。引っ越し作業前に会議があるということだったので、別オフィスフロアにある会議室に向かう。フロアに行くと出社して仕事をしている社員が3、4人いるだけでガランとしている。思えば、私自身も2021年になってはじめての出社だ。前回出社のが10月だったので、半年以上ぶりの出社になる。

会議は1時間ほどで終わって自分のオフィスフロアに戻り引っ越し作業。といっても、自分の荷物はすでに全部引き上げてあって何も残っていないので、セキュリティカードとロッカーの鍵を返却しただけで終了。オフィス滞在時間およそ1時間半で退勤する。

会社を出て下北沢に向かう。間借りしている「本屋を旅するBOOKSHOPTRAVELLER」に、クオンから届いた「CUON BOOK CARALOG vol.2」を設置しにいく。店長の和氣さんに挨拶し、カタログを店舗の入口と間借り店主の部屋の空いている棚スペースに設置する。

画像2

和氣さんと話をしていると、「洋書積杉堂」として出店している翻訳家の岸本佐知子さんが棚の補充にくる。以前に岸本さんが新しく間借り店主になってくれたと和氣さんに聞いていて、私があまり頻繁に店に行けないので会う機会はなさそうだなと思っていたが、タイミングよくお会いすることができて感激。岸本さんとは2019年の日本翻訳大賞(「JR」で木原善彦さん、「ガルヴェイアスの犬」で木下眞穂さんが受賞した年)の授賞式後の打ち上げでご挨拶させていただいて、その他トークイベントなどで何回かお話をさせていただいていて、ある程度以上の面識がある。先日発表があった日本翻訳大賞(「マーダー・ボット・ダイアリー」で中原尚哉さん、「失われたいくつかの物の目録」で細井直子さんが受賞)の話をする。やはり「マーダー・ボット・ダイアリー」の一人称“弊機”のこと。中原さんの話はとても面白いので、「アフター6ジャンクション」に出演した回は聞いた方がいいですよと教えていただく。

就寝読書は「きらめく拍手の音」

いいなと思ったら応援しよう!

タカラ~ムの本棚
記事を読んでいただきありがとうございます。記事をお読みいただき、応援したい、サポートしたいと思っていただけましたら幸いです。サポートしていただいたお金はさまざまな社会貢献活動に利用させていただきます。