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こざき亜衣/あさひなぐ(22)
人は個性があるから面白い。
コミュニケーションにおいて、
通常は相手を理解しようとする。
でも相手は相手で、
完全に理解することはできない。
どんなに愛する人でも、
どれほど一緒の時間を過ごしたとしても、
分かりあえることは絶対にない。
それは寂しいことであり、
同時に喜ぶべきことなのだと思う。
個性があるから、違いが出る。
日々の生活から、考え方から、
感じ方から何から何まで同じにはならない。
ささやかな違い、ちょっとした差、
と思いきやまったく異なることも。
薙刀でもそう。
勝利を目指せば、
皆同じスタイルにたどり着くのかと思えば、
その個性によって様々なアプローチがある。
体型や運動能力、得意不得意によって、
その人独自のスタイルが生み出される。
省エネ・スタイルというべきか、
一刀一殺という言葉があるのかどうか。
一太刀にて相手を仕留める。
静かに穏やかに、刹那の殺意に賭ける。
見たことのないスタイルに、
初顔合わせの者たちは意表を突かれ、
一本を奪われる。
だからといって珍手ではない。
鍛錬と考えに裏打ちされた、
個性によって作り上げられたスタイル。
面白き。