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松田奈緒子/重版出来!(9)
会社員にとって春は評価の時でもある。
年初に立てた目標に対して、
一年の働きはどうだったか、
どの程度の実績が発揮できたかが問われる。
会社によって目標の立て方は違っても、
定性的でなく定量的な内容が求められるのは
共通しているのではと思う。
成果がきちんと測れること。
目標も実績も数字で測れる内容にする。
客観的に誤魔化すことなく
はっきり結果がわかること。
公正な評価をするという点でも大切だ。
一方で、人の心は不思議。
ちょっとしたことが人の心を大きく動かす。
何気ない心配りが心を揺さぶり胸を打つ。
あなたのことを見てる、
あなたのことを大切に思っている。
ほんのささやかな姿勢に救われることがある。
その行為も、その心の揺れ幅も、
決して数字で測ることはできない。
けれどそれは絶対的で大きなものだ。
数字で測れる部分だけでなく、
チームや組織を高め行為を
どこまで拾うことができるか。
その可否は
組織やチームのパフォーマンスを
大きく左右する。
そして、何のために働くか、
という根源的な問いにもかかわる。
互いに刺激しあえる関係。
心揺さぶられる体験、胸打たれる言葉。
それは人生にとって変えることのできない喜びだ。