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初詣

コロナのこともあり、今年はゆっくりと小正月過ぎの地元も地元、実家の近所の大神神社(おおみわじんじゃ)へ初詣。
地元の人は、“みわさん“と呼んでいる。
”みわさんいってくるわ“とか、“みわさんにお詣り“とか。そうそう、伊勢神宮の”お伊勢ん”と同じ感じで、親しみを持って、神様だけれど”さん”付けで呼んでいる。

昔からお正月の三が日は参拝の人達で賑わうが、ここ近年は何だかスピリチュアルスポットとしても名を馳せていて、平日でもお参りに来る人が多い。
前に職場の人に、私が桜井の大神神社の近くに住んでいると言うと、いいところやねぇとか、あそこ空気が違うねんとか言われたりしていた。
子供の頃からすぐそばにあったので、そんな風に感じたことは無かったけれど、実家から離れて改めてお参りすると、いつもこの氏神さんに守られていたんやなぁなんて思いながら、立派な神社を見て感心してしまった。

祖母が生きていた頃は実家に大神神社の神棚があり、毎日手を合わせていたなぁ。なかなかの信心深い人で頻繁にお詣りもしていた。無口な人だったけれど、わたしはおばぁちゃんこで、いつも祖母の側にいた。そんなことを思い出してしまった。

本殿から久延彦神社(学業の神様)に向かう道中にある展望台からの景色も毎年の参拝のコースになっていて、そこから望む桜井の景色が私の心を穏やかにしてくれる。
見慣れたはずの大和三山(畝傍山・耳成山・天香久山)も望める美しい景色が特別なものに感じた。

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大神神社は背後にある三輪山を神としているからか、山を登るには神様から迎えられた人しか登れないという話を聞いたことがある。登りたくて行っても登れない状況になることもあるらしい。
私自身は“みわさん”が近すぎて、登るという考えがないというか、登れるということを知らなかったという方が正しいな。
今は時期的に登れないかもしれないが、暖かくなったら登ってみよう。迎え入れてもらえるかなぁ。”みわさん”今年もよろしくお願い致します。

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