
ねこふんじゃった
子供の頃ピアノを習っていた。
ピアノを習う前からねこふんじゃったは弾けていた。けっこう周りのみんなが弾けていた。
突然、ねこふんじゃったを思い出した。
なんで、ねこふんじゃったなん⁈って感じだけれど、思い出したから仕方がない。
好きか嫌いかも解らず、習いなさいと言われて通っていたピアノ。
練習していかないから、先生には毎回怒られる。夜になってピアノの練習をしたか母親に問い質され、もう寝たいのになぁと思いながら、嫌々練習していたこともよくあった。
ピアノ、嫌いだったみたい。
一年に一回、確か秋の今頃、ピアノの発表会があって、2.3ヶ月前ぐらい前から披露する曲を練習し始めるが、その時はいつもの練習よりちょっと、いやかなり難しい曲にチャレンジする。
初めのうちはもうグダグタで、発表会に間に合う⁈簡単な曲に変えなあかんのちゃう?みたいな感じになるんだけれど、そこは先生の腕の見せ所。なんだかんだ言って、一応発表会には弾けるようになってるという。
やればできる、、、ではなくて、今考えると先生すごいわぁ〜と、心底思う。本番に向けてしっかり弾けるよう指導してくれている。
ピアノを習っていて思い出すのは、レッスンの時、なんだかよくアイスクリームを食べていた。
多分先生がみんなと一緒に食べるように買ってくれていたんだと思う。
嫌いだったピアノもアイスクリームのおかげでなんとか通えていたのかもしれない、、、とそんな気がしないこともない。
当時はピアノ、珠算、書道が習い事の定番で、そろばん、お習字も、姉が先に習いに行っていたこともあって、私も一緒にトコトコついて行っていた。
中学生になって部活動(テニス)が忙しくなっても、ピアノと違ってお習字だけは好んで行っていた。
ピアノを弾くことはご縁がなかったけれど、ピアノの音は好きだし、それこそ姪のピアノの発表会に何度も足を運び、年々上達していくピアノの音色に感心していた。
今度姉の家行って、姪のために実家から持って行ったピアノで久し振りにねこふんじゃったを弾いてみようと思う。
多分弾けると思う。まぁ、誰でも弾けるんだけれど。