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自分を大切にする選択-仕事のこと-
HSPの私が経験した仕事と、 今後避ける職場
①HSP向きの仕事ってなんだろ
私はどこにでもいる普通の主婦、おばちゃんです。
特別な資格もなく、学歴も短大卒と一般的。
氷河期世代の就職活動を経て、最初に就いたのは接客業でした。
専業主婦を経て再び働き始め、
これまでさまざまな仕事を経験してきました。
HSPに向いている仕事として、
カウンセラーやクリエイティブ系の仕事ってよく言われますよね?
でも、私が仕事を探すときに、それはちょっとハードルが高くて...
私がこれまで選んできた仕事も、特別なスキルが必要なものではなく、
普通の求人サイトやハローワークを利用して見つけたものばかりです。
②これまで経験した仕事一覧
派遣やパートで、こんな仕事を経験しました。
食品物流倉庫 - 検品作業
システム会社の庶務課 - 簡単な事務処理、チェック業務
生活用品の会社(家族経営) - 受注、ピッキング、出荷作業、品出し、伝 票処理などオールラウンダー
通信販売の物流倉庫(派遣) - 返品商品のチェック、入力
公的機関の事務作業(派遣) - 個人情報入力、書類開封・チェック
保険会社 - データ入力、チェック業務
インフラ関連の会社 - データ入力(個人情報の処理)
③HSPの私にはきびしかった仕事・環境
10年の間に転職を繰り返しながら、
HSPの私には向いていない職場を追求すると…。
1. 雑多でごちゃごちゃしている職場
視覚的な要素は意外と大切。
職場が散らかっていると、仕事へのモチベーションが下がりました。
実際に辞めた原因は別のところにありましたが、
環境が荒れている職場は、
人間関係もギスギスしていることが多かったです。
2. 電話対応が多い職場
取次ぎ程度なら何とかできました。
でも、受注対応のようにしっかり話を聞いて対応する仕事は
厳しかったです。
声のトーンや相手の意図を正確に汲み取ることに神経を使いすぎて、
疲弊...。
音にも敏感なので、突然電話が鳴るとビクッとしてしまうことも。
3. 「アットホーム」な職場
一見、仲が良くて和気あいあいとした職場。
でも、休憩中も常に一緒、ニックネームで呼び合う文化、
社長ともフランクな関係…。
私には距離感が近すぎて、息が詰まりました。
「逃げ場がない」という感覚が、しんどかったです。
4. 知人の紹介で入社
「せっかく紹介してもらったのに、期待を裏切れない……」
というプレッシャーが重くのしかかりました。
職場に対する疑問や不満を、その知人には言えず、
辞めるときも非常に気を使いました。
5. チーム制・ペア作業
これは本当にダメ。
チームの人との相性もあったと思いますが、常に急かされている感覚、
ダブルチェック時の緊張感、ミスを指摘されるストレス……。
自分のペースではなく、常に相手のペースに巻き込まれる感じでした。
もう全然ダメダメ。
かなり身を削りました。
④今後避けたい職場の特徴
これまでの経験をふまえて、次のような職場は避けようと決めました。
電話対応が必要な主な職場
求人に「アットホーム」と書かれている職場
知人の紹介で入社すること
チームサポート業務(ペア作業が必要な職場)
もちろん、どんな仕事もやってみないと分からない部分はあります。
でも、これまでの経験から「合わなかったこと」は明確になりました。
繊細さんは、環境や人間関係の影響を強く受けちゃいますよね。
⑤「自分を大切にする」という選択
以前の私は、「慣れれば大丈夫」「もっとスキルを上げればうまくやれる」と、自分を追い込んでいました。
でも、がんばればがんばるほど苦しくなり、
理想の自分にはいつまでも追いつけない感覚……。
今は、
「周囲に合わせる努力」よりも、「自分に合う環境を選ぶ努力」をしよう
と考え方をシフトしています。
「逃げる」と言うとネガティブに聞こえますが、
「逃げる=負け」ではなく、「より良い道を選ぶこと」
そう考えるようになりました。
次の記事では、
「HSPの私に合っていた仕事」について紹介したいと思います。
これは私の体験によるものですが、
同じように悩む人の参考になれば嬉しいです