空へ羽ばたいた天使
週末、エンタメ界に再び衝撃的なニュースが駆け巡った…
『松田聖子』と言うトップアイドルから一流のアーティストとして常に第一線を走り続けて来た彼女を昭和から平成、令和と同じ時代を生きて来た世代にとっては『神田沙也加』は我が子と同じ様にその成長を目にして来た。
あの松田聖子が子どもを産む!とお腹の中に居た時から注目され、成長するに従い母親ソックリになり若い頃の聖子ちゃんを彷彿とさせ楽しみに見ていた。
特にファンでなくとも、その存在を知る者としては少なからず衝撃だと思う。
彼女たちの熱心なファンとして見て来たワケでは無いので何となく話題になった事だけしか知らない。…そう、まるでデジャヴだった。去年のあの夏の夜の様だった。最初のニュースに気付いたのが真夜中にスマホを開いた時だった。重体?助かって!と思った…続報を見たのは朝方だった。余りのショックに言葉を失い涙が溢れ出た。既に幾つかの記事も並んでいて最初に思ったのが母親聖子ちゃんのことだった。事故を知らされ無いままにその日の自身のディナーショーを開催していたと言う記事を見掛けたからだ。どんなタイミングで事務所側に連絡が入ったのかは明らかにされていない。(必要も無いと思うが)一報を受けたスタッフも既に観客の入ったショーを中止にするワケにもいかず苦渋の選択であったのでは無いかと推察するに余りある。それをきっとこの先騒がれてしまうかもしれないと想うと可哀想だ。一番辛いのは誰なのかを考えれば同情こそすれ、批難の言葉など出て来ないハズだから。
同じ哀しみを引き摺らない為に情報を遮断しなければ…と云う想いと、どうか不幸な事故であります様にと願いながらどうしても探してしまう自分が居た。
もしもこれが我が子であったら…背筋が氷そうな位ゾッとした。台の上に白い布を被せられて身動きしないモノが我が子だと…どうして思えるだろう?想像するだけで恐ろしい!こんな事になるくらいなら片時も手離さなかったのに…と後悔の涙しか出て来ないだろう。同じ時代を生きて来た時代の象徴の様な彼女と我が子よりやや年上ではあるけれど、同じ子を持つ母親としての想いは切なくて胸が張り裂けんばかりだ。勿論それは子どもの居ない人だとて同じ想いだろう…記憶に在るのは母親譲りの豪快な笑い声だ。聖子ちゃんは昔から可愛い顔に似合わないアッケラカンとした笑い方だった…彼女が母親と違ったのは少し自信無さ気な雰囲気だろう。内心の不安が在ってもそれを感じさせない強さはアイドル全盛期を生き抜いて来た『松田聖子』そのものだから。常に自分を一流のポジションで磨いて来た自信は他の追従を許さない。
何があったのか?では無くて…『神田沙也加』と言う女優の軌跡だけを見つめてあげて欲しい。
彼の様に取り返しのつかない騒ぎにならない様に見守って欲しい。
色んな舞台で活躍している姿を陰ながら楽しく拝見していた身だけれど…彼女が頑張ってきたものが台無しにならないようにこれからもサーヤを応援するよ!
どうか…静かに家族が想える時間を過ごせますように
雪深い日にお空へ翔んで行ってしまったサーヤへ
拙い文章への共感やサポートありがとうございますm(_ _)m