教師56日目~探求的な学習~

スケジュール

8:30~8:40 職員会議
8:40~8:50 ST
8:50~9:40 研究授業指導案作成&配布
9:50~10:40 問題回答作成
10:50~12:40 身体計測手伝い
12:40~13:00 昼食
13:00~13:20 問題回答作成
13:20~14:10 初任研
14:20~15:10 授業参観
15:20~16:10 探求活動準備
16:10~16:25 掃除
16:25~16:30 ST
16:30~18:30 探求活動準備
18:30~19:30 教材研究

今日はセンター研修のために設定されている授業のない日だった。
でも、やることがないわけではなく何ならいつもよりやることが盛りだくさん。

指導案に印鑑押して(マジで印鑑消えて欲しい)、先生方に配らんといかんし、明日の為に問題回答を作らんといかんし、何より探求活動の準備をせんといかん。

探求活動を通して、理科的な見方・考え方を生徒に学ばせたい気持ちは山々だが、探求活動を支援する力量がない!
指導されたことはあるが、指導したことはなく、引き出しが全くない。
かといって、生徒に丸投げでどうにかなるわけでもないし、、、。
さらに、実験器具もほとんどない。

面白い実験器具があれば使ってみることも出来るが、それもないから完全にアイデア勝負になる。
大学でも同じだが、研究が上手くいくかどうかは良い問いを設定出来るかにかかっている。

良い問いとは、

未知の事実に対して、何をどのように調べたら、それが検証出来るのかまで考えられた問いである。
そこに、新規性というまだ世の中で誰も知らないという要素が入ってくるとなお良い(と言うか、大学の研究ではこれがないと話にならない)。


新規性まで高校生に求めるのは少し酷なように思う。
このような問いを設定するためにはきちんと先行研究を参照して、そこに新たな自分らしさを加えていくことが必要なようだ。
そうなってくると、現在の高校の現状ではパソコンが少なく、アクセス制限もかかるし、論文は見れないしで、先行研究を探すことさえ難しい。

教員の力量不足(それに加えて、力量を上げるための時間もない)や高校に探求出来る環境が整っていないことのダブルパンチの現状で探求的な活動なんぞ出来るわけがないのだ。
科学の面白さや本質を伝えるための授業なのに何一つ出来ていなくて、高校生に申し訳ない。

毎週、水曜日が憂鬱になるよ。
考えてもテーマは出てこないし、やってみる実験も浮かばない。
そして、無駄な1時間を過ごしてしまう。
そうこうするうちに中間発表が来る。

負の連鎖だなー。
どうにか指導力を向上させる時間を作り出して、学んで、探求的な活動を成立させるしかない。
何か面白いテーマとかあれば力を貸してください。

明日、研究授業あるけどそれより探求的な活動のが心配だわ。
研究授業はどうとでもなるでしょ。
楽しもう。

終わり。

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じぇい
教師の労働の実態について書いています。 忙しいなかでも投稿する励みになりますので、良ければサポートのほどよろしくお願いします! 一緒に教師を今よりもっと魅力ある職業にしていきましょう。