教師164日目~パフォーマンス課題~

スケジュール

8:00~8:30 電話対応&実験準備
8:30~8:40 職員会議
8:40~8:50 ST
8:50~9:40 授業
9:50~10:40 初任研
10:50~11:40 授業
11:50~12:10 昼食
12:10~13:20 教材研究
13:20~14:10 授業
14:20~15:10 授業
15:10~15:25 片付け
15:25~15:30 ST
15:30~15:50 雑務

今日はパフォーマンス課題と呼ばれる思考力・判断力・表現力を評価する実験を行った。
大学の先生や大学院生の人と協力して、半年でここまで形に出来たことはスゴいことだと思う。
僕みたいなペーペーが持ってきた話を快諾してくれた管理職、嫌な顔1つせずに協力してくれた物理の先生、様々な準備や課題の考案を一緒に行ってくれた大学の先生や大学院生。
全ての方のおかげでここまで早く形に出来たのだと思う。
つくづく僕はまわりの人に恵まれているなーと感じる。

この課題をやってみて思ったのはやはり課題内容の設定がすごく難しいということだ。
高校生にも理解できて、多様な答えが出てくる可能性があり(多様性がある)、社会で役に立つ能力を育成出来る(真正性がある)課題を設定することはとても難しい。
また、本校の様な学力上位校であっても言われたことを早く正確にやるように訓練されてきた生徒が多いため、答えが1つに定まらないような問題に対して自分で仮説を立て、実験内容を考え、まとめるという作業は簡単に出来るものではないとも感じた。

下の課題については今後も継続的にパフォーマンス課題を実施し、適切なフィードバックを施すことで改善されるはずだが、上については今の教師の忙しさではなかなか乗り越えることが困難なハードルなのではないか。
下についても全教科でパフォーマンス課題を行い、行事や課外、部活動を今のまま行うのであれば生徒が潰れてしまう。
しかし、指導要領ではこれを求めているのだ。
言うは易し、行うは難し。

公教育ではどんな力、どんな生徒を育てたいのか、そこをはっきりさせたうえでカリキュラムを絞っていかないと教師、生徒共に潰れていく。
やるかやらないかなら全てやってみた方が良いのは確かだが、人員もお金も時間も有限だ。
その限られたリソースをどこに投資するか考えるのが上の仕事ではないか。
全て詰め込んでどれも中途半端で結局何も得られていない現状を変えられないのであれば上に立つ資格はない。

僕は公教育では授業を通して社会で役立つ思考力を育てていくべきだと思うので今後も限られたリソースを授業に注ぎ込んでいく。
もしリソースが余れば他の事にも手を出すだろうが、余らせるほどはなさそうだ。
何なら足りないくらいだ。
もっともっと無駄なものを削って、自分のやるべき事、本質的なことにリソースを集中させていきたい。

終わり。

今日は早く帰って、楽しもう。
全て忘れて遊びまくろう。

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じぇい
教師の労働の実態について書いています。 忙しいなかでも投稿する励みになりますので、良ければサポートのほどよろしくお願いします! 一緒に教師を今よりもっと魅力ある職業にしていきましょう。