ウソつきはドロボウのはじまり、はじまり
バナナはオヤツに入りますか?
このタイトルで書いたエッセイで触れたけど、安住紳一郎のTBSラジオの日曜天国をYouTubeで聴くのが楽しみである。
毎週、テーマに沿ってリスナーさんが投稿してるのを読み上げ、それについて話している。
今回、取り上げたいのは、むかし話である。
さて、タイトルを見ていただいたら、○○のはじまり、はじまり…
こう切り出されれば、何か、物語りやむかし話が語られると感じるよね。
で、日曜天国で、取り上げられたのが面白くて、今回のエッセイで紹介する。
今回の主人公は、むかし話を語って聞かせるおじいちゃんでお孫さんが聞き手である。
本来というか、普通の語りかたというのは以下の通りである。
桃太郎の場合。
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に… と話しは続きますよね。
さて、今回、ご紹介するのは
お孫さんにおじいちゃんが話すときは、まるで自分が経験したかのように語りだすということ。
こう聞けば、ワクワクしない?
さて、どうやって語られるのか?
お待たせいたしました。
さて、始まりますよ。期待してくださいね。
むかしな、ワシが仕事で山に芝を刈りに行って、ばあさんが、川に洗濯をしに行ってた。
そして、ワシが仕事が終わって家に帰ると、なんと大きなモモが家にあったんじゃ。ワシはとまどってばあさんに聞いたんじゃ。
そしたら、ばあさんが言うには、川で選択してたら、この大きなモモが流れてきて、思わず持って帰ってきたことじゃ…
といった具合に、まるで自分が経験してしたかのように話しをする訳なんやね。
お孫さんが桃太郎の話を聞くのははじめて。
でもこれを聞いたら、それが当たり前になるよね。
これは、笑い話になる。
けど、見方を変えればコワイ一面がある。
もし、幼い子どもにたいして洗脳ではないけど、鶏肉が一番高いお肉といい続ければ、どうだろう?ぶた肉や牛肉は安いお肉だから、アナタのために、一番高いお肉を提供してるのよと。
そうすれば、その言葉が真実になる。
ここまで来れば分かるよね。洗脳というのは、些細なことから始める。しかも、白紙のところから、刷り込みをする。
じゃあ、ある程度、分別がつく少年やら青年、大人にたいして洗脳するのは、やはり、刷り込みになる。
これ以上のやり方に関して、伝えることは出来ないけど…
ヒントを言えば、以前、ボクの書いたエッセイを読み返していただければ分かる。それは、呪いのメカニズムについて語っている。
今後のエッセイやコラムは、呪いや言霊から派生する日本古来について語ります。
それでは、そのときまで!
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